Chrome 拡張機能の「誤解を生じさせるインストール戦略」に対抗する
2019年7月23日火曜日
この記事は Chrome ポリシーおよび不正利用防止チーム、Swagateeka Panigrahy、Benjamin Ackerman による Chromium Blog の記事 "Taking Action on Deceptive Installation Tactics" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Chrome に関するあらゆる作業で最も重視されているのは、プライバシーとセキュリティ、そして透明性です。10 月、私たちは、初期設定のままでも確実に信頼できる Chrome 拡張機能を実現するための変更について発表しましたが、この取り組みはそれで終わるものではありません。
透明性を実現するための取り組みの一環として、Chrome ウェブストアでの拡張機能の「誤解を生じさせるインストール戦略」に対抗するための新しいポリシーを発表します。Chrome 拡張機能のダウンロードに至る手順は、すべての拡張機能の信頼性に影響します。たった一度の悪い体験だけで、デベロッパーの皆さんが作成した多くのすばらしい拡張機能への興味が損なわれかねません。拡張機能そのものだけでなく、デベロッパーのみなさん、そして熱心なユーザーのみなさんによる健全で活発なエコシステムを創り出すには、拡張機能が行うことを最初から正しく想定してもらうことが必要です。
Chrome に関するあらゆる作業で最も重視されているのは、プライバシーとセキュリティ、そして透明性です。10 月、私たちは、初期設定のままでも確実に信頼できる Chrome 拡張機能を実現するための変更について発表しましたが、この取り組みはそれで終わるものではありません。
透明性を実現するための取り組みの一環として、Chrome ウェブストアでの拡張機能の「誤解を生じさせるインストール戦略」に対抗するための新しいポリシーを発表します。Chrome 拡張機能のダウンロードに至る手順は、すべての拡張機能の信頼性に影響します。たった一度の悪い体験だけで、デベロッパーの皆さんが作成した多くのすばらしい拡張機能への興味が損なわれかねません。拡張機能そのものだけでなく、デベロッパーのみなさん、そして熱心なユーザーのみなさんによる健全で活発なエコシステムを創り出すには、拡張機能が行うことを最初から正しく想定してもらうことが必要です。
昨年には、ユーザーの透明性向上を目的として、インライン インストールを非推奨とし、すべての拡張機能のインストールにおいて Chrome ウェブストアを経由することを必須化しました。この変更によって、意図しない拡張機能に関するユーザーからのクレームが 18% 減少しました。しかし、誤解を生じさせる拡張機能のインストール フローに関するフィードバックは、継続的に寄せられています。ユーザーの透明性はエコシステムにとって重要な要素なので、こうした取り組みをさらに進め、次のポリシーに基づいて誤解を生じさせるインストール戦略を採る拡張機能を禁止していきます。
拡張機能は、責任を持ってマーケティングされる必要があります。誤解を生じさせるインストール戦略を採用する拡張機能は、Chrome ウェブストアから削除されます。
誤解を生じさせるインストール戦略には、次のようなものがあります。
すべてのインストール トラフィックを確認してください。新しいポリシーについてのよくある質問は、Chrome デベロッパー センターで確認できます。
本日(英語版記事公開当時)、Google の Project Strobe の一環として、ユーザーの保護をさらに強化する追加ポリシーも発表しています。拡張機能では、機能の実装に必要なパーミッションを限定的にリクエストすることが義務づけられる予定です。また、より多くの拡張機能にプライバシー ポリシーを掲示して、ユーザーのデータを安全に扱うことを求める予定です。これらの変更点の詳細については、公式ブログへの投稿や Chrome デベロッパー センターのよくある質問をご覧ください。
Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team
拡張機能は、責任を持ってマーケティングされる必要があります。誤解を生じさせるインストール戦略を採用する拡張機能は、Chrome ウェブストアから削除されます。
誤解を生じさせるインストール戦略には、次のようなものがあります。
- Chrome ウェブストアの掲載項目の直前にマーケティングに関連する不明瞭または目立たない表示が出る。
- 配布フローの一部に、誤解を生じさせるインタラクティブ要素がある。これには、拡張機能のインストール以外の結果を暗示させるアクション実行ボタンやフォームなどが含まれる。
- 拡張機能のメタデータをユーザーから隠す効果を使って、Chrome ウェブストアの掲載項目ウィンドウを調整している。
すべてのインストール トラフィックを確認してください。新しいポリシーについてのよくある質問は、Chrome デベロッパー センターで確認できます。
本日(英語版記事公開当時)、Google の Project Strobe の一環として、ユーザーの保護をさらに強化する追加ポリシーも発表しています。拡張機能では、機能の実装に必要なパーミッションを限定的にリクエストすることが義務づけられる予定です。また、より多くの拡張機能にプライバシー ポリシーを掲示して、ユーザーのデータを安全に扱うことを求める予定です。これらの変更点の詳細については、公式ブログへの投稿や Chrome デベロッパー センターのよくある質問をご覧ください。
Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team