昨年には、ユーザーの透明性向上を目的として、
インライン インストールを非推奨とし、すべての拡張機能のインストールにおいて Chrome ウェブストアを経由することを必須化しました。この変更によって、意図しない拡張機能に関するユーザーからのクレームが 18% 減少しました。しかし、誤解を生じさせる拡張機能のインストール フローに関するフィードバックは、継続的に寄せられています。ユーザーの透明性はエコシステムにとって重要な要素なので、こうした取り組みをさらに進め、次のポリシーに基づいて誤解を生じさせるインストール戦略を採る拡張機能を禁止していきます。
拡張機能は、責任を持ってマーケティングされる必要があります。誤解を生じさせるインストール戦略を採用する拡張機能は、Chrome ウェブストアから削除されます。
誤解を生じさせるインストール戦略には、次のようなものがあります。
- Chrome ウェブストアの掲載項目の直前にマーケティングに関連する不明瞭または目立たない表示が出る。
- 配布フローの一部に、誤解を生じさせるインタラクティブ要素がある。これには、拡張機能のインストール以外の結果を暗示させるアクション実行ボタンやフォームなどが含まれる。
- 拡張機能のメタデータをユーザーから隠す効果を使って、Chrome ウェブストアの掲載項目ウィンドウを調整している。
すべてのインストール トラフィックを確認してください。新しいポリシーについてのよくある質問は、
Chrome デベロッパー センターで確認できます。
本日(英語版記事公開当時)、Google の
Project Strobe の一環として、ユーザーの保護をさらに強化する追加ポリシーも発表しています。拡張機能では、機能の実装に必要なパーミッションを限定的にリクエストすることが義務づけられる予定です。また、より多くの拡張機能にプライバシー ポリシーを掲示して、ユーザーのデータを安全に扱うことを求める予定です。これらの変更点の詳細については、
公式ブログへの投稿や
Chrome デベロッパー センターのよくある質問をご覧ください。
Reviewed by
Eiji Kitamura - Developer Relations Team