この記事は Chrome Developers Blog の記事 "Chrome 113 beta" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Chrome Developers Blog の記事 "Chrome 113 beta" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

特に記載のない限り、下記の変更は Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 向けの最新の Chrome ベータ版チャンネル リリースに適用されます。ここに記載されている機能の詳細については、リンクまたは ChromeStatus.com の一覧でご確認ください。2023 年 4 月 6 日の時点で Chrome 113 はベータ版です。PC 向けの最新版は Google.com で、Android では Google Play ストアでダウンロードできます。

#CSS

このリリースでは、CSS の 4 つの新機能が追加されます。

#CSS オーバーフロー メディア特性

Chrome 113 には、overflow-inline と overflow-block メディア特性が含まれています。これを使うと、初期包含ブロックをオーバーフローするコンテンツがデバイスでどのように扱われるかを確認できます。

CSS update メディア特性

update メディア特性を使うと、印刷、低速出力ディスプレイ、高速出力ディスプレイ向けのスタイルを作成できます。

  • print: 紙のドキュメント
  • slow: e-ink や十分な電力を利用できないディスプレイなど
  • fast: 通常のコンピュータ ディスプレイ

#linear() イージング関数

linear() イージング関数を使うと、複数の点の間を線形補間できます。これにより、バウンスや弾力効果などの複雑なアニメーションが可能になります。

#image-set() タイプ

image-set() 関数表記は、さまざまな画像オプションを指定する CSS タイプです。画面密度によって画像を出し分けたり、ブラウザで最適な画像を選んだりすることができます。background-image などの CSS プロパティで利用できます。

Chrome 113 ではプレフィックスなしの image-set タイプが追加されるので、-webkit-image-set を使う必要はなくなります。この実装では、新しい解像度単位(dppxdpidpcm)、画像タイプのサポート(type("image/avif") など)、url() なしの URL の直接記述、グラデーション画像オプションも導入され、現在の仕様に対応します。


#ウェブ API

#Fetch: Headers.getSetCookie()

複数の Set-Cookie ヘッダーを組み合わせることなく、値を取得する方法が追加されます。HTTP の Set-Cookie は歴史的な理由から特殊なヘッダーになっています。1 つのレスポンスに複数回登場する可能性があるにもかかわらず、ほかのヘッダーと違って組み合わせることができないためです。現在の Headers オブジェクトは、複数の値を持つ Set-Cookie ヘッダーをサポートしていませんが、この機能によってそれが可能になります。

#WebAuthn: 大容量 blob ストレージ拡張機能(largeBlob)

このリリースでは、WebAuthn largeBlob 拡張機能がサポートされます。この拡張機能により、リライング パーティが認証情報に関連した難読データを保存できるようになります。

#WebGPU

WebGPU は、ウェブ用の WebGL と WebGL2 グラフィックス API の後継です。GPU 演算、GPU ハードウェアへの低オーバーヘッド アクセス、1 つのグラフィック デバイスから複数のキャンバスに描画する機能、パフォーマンスと予測可能性の向上などの最新機能が提供されます。

WebGPU についての完全なドキュメントは、MDN に掲載されています。

#Private State Token API

Private State Token API は、不正防止を目的とする新しい API です(旧称 Trust Token API)。サードパーティ Cookie などのクロスサイト永続化識別子を使わずに、サイト間でユーザー シグナルを伝達できます。サードパーティ Cookie を使う不正防止手段は、サードパーティ Cookie が廃止されると動作しなくなります。この API は、サードパーティ Cookie がない世界で不正行為と戦う手段を提供するために開発されています。

Private State Token API は、不正対策シグナルの生成や定義は行いません。それを行うのは、対応するファースト パーティやトークン発行者です。この API は、プライバシーに配慮するために、そのようなシグナルで送信される情報を制限します。Private State Token API は、IETF ワーキング グループの Privacy Pass プロトコルに基づいており、ウェブに公開される形式の Privacy Pass プロトコルと考えることができます。

この API は、テストや評価が行えるように、長い時間をかけて徐々にロールアウトする予定です。

#進行中のオリジン トライアル

Chrome 113 では、以下の新しいオリジン トライアルにオプトインできます。

WebRTC の以前のコールバックベース getStats() の逆トライアル

RTCPeerConnection には、2 つのバージョンの getStats() があります。1 つはプロミスの解決によってレポートを返すもので、仕様に準拠しています。もう 1 つは、1 つ目の引数のコールバック経由でまったく異なるレポートを返す非標準のものです。このコールバックベースのものが、近日中に削除されます。時間が必要なアプリに対し、Chrome 113 から 121 の間でこの逆トライアルが提供されます。

以前のバージョンの getStats() の逆トライアルに登録する

WebGPU と WebCodecs の連携

WebGPU では、HTMLVideoElement から不透明な「外部テクスチャ」オブジェクトを作成する API が公開されています。このオブジェクトは、動画フレームのサンプルを効率的に取得するために利用でき、ソース YUV データからコピーすることなく直接取得できる場合もあります。

ただし、WebGPU の最初のバージョンの WebGPU 仕様では、WebCodecs の VideoFrame オブジェクトから GPUExternalTextures を作成する操作は許可されていません。この機能は、すでに WebCodecs を使っており、動画処理パイプラインに WebGPU を組み込む必要がある高度な動画加工アプリケーションにとって重要です。

この機能では、VideoFrame を GPUExternalTexture のソースとして使うためのサポートが追加されます。

WebGPU と WebCodecs の連携のトライアルに登録する

サポートの終了と機能の削除

このバージョンの Chrome では、以下のサポートの終了と機能の削除が行われます。サポートの終了が予定されている機能、現在サポートが終了している機能、以前に削除された機能のリストは、ChromeStatus.com をご覧ください。

このリリースの Chrome では、2 つの機能のサポートが終了します。

Secure Payment Confirmation: CollectedClientAdditionalPaymentDatarprpId に名称変更

Secure Payment Confirmation(SPC)は、取引の決済時の認証を効率化できるウェブ API です。この機能は WebAuthn を使って構築されており、決済フローに認証機能を導入します。SPC の最初の仕様と実装では、暗号文の CollectedClientAdditionalPaymentData 出力ディクショナリに rp という名前のパラメータが含まれていました。WebAuthn に合わせるため、仕様でこの名前が rpId に変更されたため、Chrome もそれに合わせて実装を変更します(つまり、rpId を追加して rp を削除します)。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は Bob Hancock による Google Ads Developer Blog の記事 "Image and Location Auto-migration in Google Ads API Postponed" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Bob Hancock による Google Ads Developer Blog の記事 "Image and Location Auto-migration in Google Ads API Postponed" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

変更事項

以前、Google Ads API の画像と住所の自動移行を 2023 年 4 月 3 日に開始することをお知らせしましたが、この自動移行を延期することになりました。新しい日程は近日中にブログ投稿でお知らせします。

画像と住所のアセットは、自動移行が始まるまで、引き続きテスト アカウントで利用できます。

何をする必要がありますか?

すぐに何かの対応を行う必要はありません。

自動移行の準備として、Google Ads API の v13 にアップグレードすることをおすすめします。

ご質問などございましたら、フォーラムからご連絡ください。


Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

この記事は Thanet Knack Praneenararat による Google Ads Developer Blog の記事 ”Removing support for PHP 7 in the Google Ads API client library for PHP" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ...
この記事は Thanet Knack Praneenararat による Google Ads Developer Blog の記事 ”Removing support for PHP 7 in the Google Ads API client library for PHP" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

2023 年 7 月より、Google Ads API の PHP 向けクライアント ライブラリでは PHP バージョン 8.0 以降が必要になります。Google Ads API v14 のサポートを追加したバージョンのクライアント ライブラリが、PHP 7 をサポートする 最後のバージョン になります。Google Ads API v14 の提供が終了するまでの間は、このバージョンのクライアント ライブラリでもセキュリティ問題の修正は継続されますが、新機能が追加されることはありません。

PHP 7 系のすべてのバージョンは、2022 年にサポートが終了しています。PHP 開発チームは、これらのバージョンに対するセキュリティ修正を行っていません。そのため、可能な限り早く新しいバージョンに移行することを強くおすすめします。

PHP の移行に役立つリソースを紹介します。


この変更に関して質問がある方は、GitHub の Issue に直接コメントを入力してください。


Posted by Thanet Knack Praneenararat - Ads Developer Relations Team

Google Cloud Day '23 Tour がいよいよ来月の Tokyo 開催を皮切りにスタートします。

Google Cloud でデジタル変革への未来を描き、実現する旅へと導くアイディアが集結します。その中でも、特に話題性の高いセッションをご紹介します。


GCD '23 Tour in TOKYO 必見!

5 月 23 日(火)~ 25 日(木)オンライン開催

☁ TVer の月間ユニークブラウザ数 2500 万のサービスを支える統合ログ基盤の開発(TVer)

☁ ユーザーの「買いたい」を Google の AI で見つける、E コマースのための「意味検索」技術(アムタス(めちゃコミック)、ゼビオコミュニケーションネットワークス、Google Cloud)


Google Cloud Day '23 Tour がいよいよ来月の Tokyo 開催を皮切りにスタートします。

Google Cloud でデジタル変革への未来を描き、実現する旅へと導くアイディアが集結します。その中でも、特に話題性の高いセッションをご紹介します。


GCD '23 Tour in TOKYO 必見!

5 月 23 日(火)~ 25 日(木)オンライン開催

☁ TVer の月間ユニークブラウザ数 2500 万のサービスを支える統合ログ基盤の開発(TVer)

☁ ユーザーの「買いたい」を Google の AI で見つける、E コマースのための「意味検索」技術(アムタス(めちゃコミック)、ゼビオコミュニケーションネットワークス、Google Cloud)

☁ サーバーレスでアジャイルに開発!Google Cloud サーバーレス最新情報(Google Cloud)

☁ Google Cloud における安全なネットワーク設計のベストプラクティス(Google Cloud)

☁ 事業を守り DX を推進するサイバー防御態勢強化とは 〜今すぐ確認すべき 4 つの視点〜(Mandiant, Google Cloud)

☁ クラウド上に眠っているデータを手早く安全に現場活用させる Google Cloud ソリューション(Google Cloud)

TOKYO に続く OSAKA、NAGOYA、FUKUOKA の注目セッションもぜひ、チェックしてください。


OSAKA : 6 ⽉ 2 ⽇(金)(ハイブリッド)

☁ OT の壁をぶち破れ! ~Manufacturing Data Engine!?~(京セラコミュニケーションシステム)

☁ Google Cloud が「クラウド」だけじゃないセキュリティに本気な理由(Mandiant, Google Cloud)

☁ Google Workspace パネルディスカッション 〜現場から浸透する DX とコラボレーションの推進〜(エイチ・ツー・オー リテイリング、Google Cloud)


NAGOYA : 6 ⽉ 22 ⽇(木)(ハイブリッド)

☁ 製造業 DX を支えるデータ分析基盤構築とその活用(BigQuery によるデータ分析基盤構築)(ヤマハ発動機)

☁ オンプレ Kubernetes クラスタを Attached clusters で繋いで管理!Anthos の効率的な活用(トヨタ自動車)

☁ 市民開発を実現するノーコード ソリューション(Google Cloud)


FUKUOKA : 6 ⽉ 30 ⽇(金)(ハイブリッド)

☁ 組織とプロダクトを変えた YAMAP のデータ活用と、それを支える Google Cloud(ヤマップ)

☁ Google の内製化支援プログラム TAP を活用した人財育成 : 無人店舗環境での AI 精度可視化アプリの開発(QTnet)

☁ ホームセンター グッデイにおける Google Workspace 実践活用事例(嘉穂無線ホールディングス、グッデイ)


大阪、名古屋、福岡は会場参加のチャンス

ハイブリッド開催の大阪、名古屋、福岡では、ご登録の際に会場参加をご希望された方を会場にご招待します。会場では、Google Cloud のエキスパートに直接質問ができる Ask the Speaker コーナーハンズオン プログラム、 Google Workspace 体験ブースをご用意します。会場と一体になって臨場感を楽しみながら Google Cloud の最新テクノロジーへの理解を深めましょう。

ご興味のある方は公式サイトからご登録の際に、ぜひ、会場参加に関する質問にチェックを入れて、各都市の締め切りまでにご登録をお願いします。お申込み多数の場合は抽選となります。


オリジナル T シャツをプレゼント

ご登録いただいた方から抽選で 100 名様に Google Cloud Day '23 Tour オリジナル T シャツをプレゼントします。イベント T シャツを着て一緒に盛り上がりましょう!

Google Cloud Day '23 Tour 開催概要 

5 ⽉ 23 ⽇ (火) - 25 ⽇(木)  Google Cloud Day '23 Tour in Tokyo(オンライン)

6 ⽉ 2 ⽇(金)  Google Cloud Day '23 Tour in Osaka(ハイブリッド)

6 ⽉ 22 ⽇(木)  Google Cloud Day '23 Tour in Nagoya(ハイブリッド)

6 ⽉ 30 ⽇(金)  Google Cloud Day '23 Tour in Fukuoka(ハイブリッド)


対象 : 開発者、ビジネスの意思決定者やリーダー

対象プロダクト : Google Cloud、Google Workspace

ハッシュタグ : #GoogleCloudDay   (右記のハッシュタグと組み合わせてお使いください #appdev  #da  #db  #ML  #infra  #GWS   #security)

幅広いソリューションの最新情報とお客様事例の中からビジネスに役立つヒントを見つけてください。

さあ、一緒にデジタル トランスフォメーションを加速させましょう。

ぜひ、公式サイトからご登録ください。


お問い合わせ先 :

Google Cloud Day '23 Tour 事務局  



この記事は Chrome Developers Blog の記事 "Chrome 112 beta" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Chrome Developers Blog の記事 "Chrome 112 beta" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

特に記載のない限り、下記の変更は Android、ChromeOS、Linux、macOS、Windows 向けの最新の Chrome ベータ版チャンネル リリースに適用されます。ここに記載されている機能の詳細については、リンクまたは ChromeStatus.com の一覧でご確認ください。2023 年 3 月 9 日の時点で Chrome 112 はベータ版です。PC 向けの最新版は Google.com で、Android では Google Play ストアでダウンロードできます。

 CSS

 CSS のネスト

CSS のスタイルルールの中に別のスタイルルールをネストできるようになります。外側のセレクタと内側のルールを組み合わせることができるので、スタイルシートのモジュール性と保守性が向上します。詳しくは、CSS のネストに関するこちらの記事をご覧ください。

 CSS animation-composition プロパティ

animation-composition プロパティを使うと、複数のアニメーションが同時に同じプロパティに影響を与える場合に、使用する複合操作を指定することができます。このデモの例をご覧ください。  

 ウェブ API

 トップレベルのフレームが権限の変更を監視している場合に [Reload this page] 情報バーを非表示

トップレベルのフレームが PermissionStatus の onchange イベントをサブスクライブしている場合、[Reload this page] 情報バーが抑制されます。このサブスクライブにより、ページ情報ダイアログで行われたカメラやマイクの権限変更に対して、アプリケーションが動的に反応することが示されます。イベント リスナーが存在するかどうかにかかわらず、権限が取り消されるとメディア ストリームが直ちに終了するという既存の動作は変わりません。

 FormData コンストラクタにオプションの submitter パラメータを追加

FormData コンストラクタに送信ボタンを渡せるようになります。ボタンに名前がある場合、またはボタンがイメージボタンである場合は、フォームのデータセットに影響します。これにより、ボタンによってトリガーされる通常のフォーム送信と同じデータセットを持つ FormData オブジェクトを作成できるようになります。

 集合表記と文字列プロパティに対応する正規表現の v フラグ

正規表現の文字クラスに、集合演算、文字列リテラル、ネストクラス、文字列の unicode プロパティを追加します。集合演算と文字列の unicode プロパティにより、特定の unicode 文字を含む正規表現のマッチ文字列を簡単に作れるようになります。

たとえば、 /[\p{Script_Extensions=Greek}&&\p{Letter}]/v はすべてのギリシャ文字にマッチします。

 <dialog> の初期フォーカス アルゴリズムの更新

<dialog> 要素が開いたときフォーカスを受け取る要素の選択に関して、いくつかの変更が行われます。 

  • ダイアログのフォーカス設定手順で、フォーカスが可能なすべての要素ではなく、キーボードによるフォーカスが可能な要素が参照されます。
  • autofocus 属性が設定されている場合は、dialog 要素自体がフォーカスを受け取ります。
  • フォーカスが body 要素に「リセット」されるのではなく、フォールバックとして dialog 要素自体がフォーカスを受け取ります。

 WebAssembly の末尾呼び出し

WebAssembly に明示的末尾呼び出しと間接末尾呼び出しのオペコードを追加します。

 Web Worker の WebGLContextEvent

WebGLContextEvent 型は、Khronos の WebGL 仕様で何年も前から定義されていますが、Blink でこの型が Web Worker に公開されていなかったことは最近までわかりませんでした。

ほとんどのアプリケーションは、イベント リスナーを追加してこの型を受け取っているだけで、グローバル スコープでプロトタイプを探しません。この変更は Blink で WebGLContextEvent の Web IDL を修正しただけの簡単なものですが、ウェブに公開されます。

 Service Worker が no-op フェッチ ハンドラをスキップ

この機能により、no-op Service Worker フェッチ ハンドラがスキップされるため、これが設定されているページのナビゲーションが高速になります。

サイトによっては、no-op(何もしない)フェッチ リスナー(例 : onfetch = () => {})が設定されている場合があります。フェッチ リスナーを設定することはプログレッシブ ウェブアプリ(PWA)要件の 1 つだったので、これはサイトを PWA として認識させるための措置だったと考えられます。ただしこれは、Service Worker を起動して no-op リスナーを実行する負荷を増やすだけであり、コードが何もしないので、キャッシュやオフライン機能といった機能的なメリットがもたらされることはありません。

このようなページへのナビゲーションを高速にするため、Chrome 112 以降では、ユーザー エージェントにより Service Worker のすべてのフェッチ リスナーが no-op であると判断された場合に、ナビゲーションのクリティカル パスから Service Worker の起動とリスナーのディスパッチを省略します。

この変更の一環として、Service Worker のすべてのフェッチ リスナーが no-op であった場合、デベロッパーに無用なフェッチリスナーを削除してもらうために、Chromium がコンソールに警告を表示するようになります。無用なフェッチ リスナーが使用されなくなり、将来的にこの機能のサポートを終了できることを期待しています。

 WebView の HTTPS コネクションの Accept-encoding: br(Brotli)

Brotli(content-encoding type: br)は汎用ロスレス圧縮アルゴリズムで、現在利用できる最高の汎用圧縮手法よりも高い圧縮率とスピードを提供します(詳しくは、google/brotli と RFC 7932 をご覧ください)。 

Brotli(Accept-Encoding: br)の HTTP content-encoding type は バージョン 50 以降の Chrome でサポートされていますが、これまで WebView では有効になっていませんでした。安定性を確保するため、この機能は段階的にロールアウトされ、WebView ベータ版の 50% で利用できるようになる予定です。

 進行中のオリジン トライアル

Chrome 112 では、以下のオリジン トライアルにオプトインできます。

 FedCM: 自動再認証 API

最新バージョンの FedCM には、自動再認証機能のオプトインが含まれています。これにより、最初に FedCM を使って認証を行ったユーザーが再度アクセスしたときに、ユーザーを自動的に再認証できるようになります。

現在、ユーザーが FedCM を通して IdP(ID プロバイダ)のある RP(リライング パーティ)でフェデレーション アカウントを作成すると、ウェブサイトに次回アクセスするときに、ユーザー インターフェースで同じ手順を実行しなければなりません。つまり、ログインフローを再開するには、明示的に確認して再認証する必要があります。FedCM の主な目的の 1 つは密かなトラッキングを防ぐことなので、ユーザーがフェデレーション アカウントを作成する前であれば、このユーザー エクスペリエンス(UX)が妥当です。しかし、ユーザーがこの手順を行った後では、不要で面倒な手続きになります。そこで Chrome は、再アクセスするユーザー用にさらに効率的な UX を導入し、RP がそれを選択できるようにします。

FedCM 自動再認証オリジン トライアルに登録する

 逆トライアル

RTCPeerConnection の getStats() メソッドは、type == "track" または "stream" の統計オブジェクトを返さなくなります。この機能は Chrome 112 で削除されますが、このトライアルにオプトインすると、必要な変更を行うための時間を増やすことができます。

この逆トライアルに登録する

 WebView の X-Requested-With のサポート終了

この逆オリジン トライアルでは、X-Requested-With ヘッダーを使用するサービスを呼び出す際に、クロスオリジン事前有効化をサポートします。このオプションは、Chrome 112 以降の WebView で利用可能です。この機能の使用方法については、オリジン トライアルの設定手順をご覧ください。

WebView の X-Requested-With 逆トライアルに登録する

 サポートの終了と機能の削除

このバージョンの Chrome では、以下のサポートの終了と機能の削除が行われます。サポートの終了が予定されている機能、現在サポートが終了している機能、以前に削除された機能のリストは、ChromeStatus.com をご覧ください。

今回の Chrome のリリースでは、1 つの機能のサポートが終了します。

 document.domain セッターのサポート終了

document.domain セッターを使うと、デベロッパーが同一オリジン ポリシーを緩和できますが、これによって私たちが維持しようとしている根本的なセキュリティ境界が複雑になり、Spectre 後の Chromium のプロセスモデル変更の障害にもなります。現在、これは Origin-keyed エージェント クラスタを通してオプトインできます。

今回の Chrome のリリースでは、1 つの機能が削除されます。

 RTCPeerConnection の getStats() メソッドから統計オブジェクト track と stream を削除

RTCPeerConnection の getStats() メソッドは、type == "track" または "stream" の統計オブジェクトを返さなくなります。Chrome 112 で削除されますが、逆トライアル(前述)によってこれらの指標の利用期間を Chrome 115 まで延長できます。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team



Google Cloud Day ’23 Tour のセッション情報を一挙公開しました。

デジタル トランスフォーメーション(DX)を進める幅広い業界のトップリーダーを各都市でお招きする基調講演、今話題の「ジェネレーティブ AI」や「内製化」「カルチャー変革」を深掘りする Tokyo 特別公演、実践的な技術が学べるブレイクアウト セッション、Google Cloud パートナーが最新ソリューション事例やプロダクトをご紹介するスポンサー セッションをお届けします。

GCD '23 Tour の幕開けとなる Tokyo でのおすすめセッションを一部ご紹介します。



Google Cloud Day ’23 Tour のセッション情報を一挙公開しました。

デジタル トランスフォーメーション(DX)を進める幅広い業界のトップリーダーを各都市でお招きする基調講演、今話題の「ジェネレーティブ AI」や「内製化」「カルチャー変革」を深掘りする Tokyo 特別公演、実践的な技術が学べるブレイクアウト セッション、Google Cloud パートナーが最新ソリューション事例やプロダクトをご紹介するスポンサー セッションをお届けします。

GCD '23 Tour の幕開けとなる Tokyo でのおすすめセッションを一部ご紹介します。

☁︎ デジタル庁ガバメントクラウドでのアプリケーションモダン化の取り組み(デジタル庁 )

☁︎ ホットペッパーグルメにおけるリアルタイムレコメンド基盤の構築(リクルート)

☁︎ DMM TV における GKE の活用事例 ~サービス開発と負荷試験について~(DMM.com)

☁︎ プロダクト開発で知るべき、DEI とチームオペレーションの重要性(Google Cloud)


東京、大阪、名古屋、福岡の各都市の特色を引き出すコツンテンツをご用意していますので、ぜひ、公式サイトから最新情報をチェックしてください。


大阪、名古屋、福岡はハイブリッド開催 

ハイブリッド開催の大阪、名古屋、福岡では、ご登録の際に会場参加をご希望された方を会場にご招待します。会場では、Google Cloud のエキスパートに直接質問ができるブースやハンズオン プログラムをご用意します。会場と一体になって臨場感を楽しみながら Google Cloud の最新テクノロジーへの理解を深めましょう。

ご興味のある方は公式サイトからご登録の際に、ぜひ、会場参加に関する質問にチェックを入れて、各都市の締め切りまでにご登録をお願いします。お申込み多数の場合は抽選となります。

オリジナル T シャツをプレゼント

ご登録いただいた方から抽選で 100 名様に Google Cloud Day '23 Tour オリジナル T シャツをプレゼントします。イベント T シャツを着て一緒に盛り上がりましょう!



Google Cloud Day '23 Tour 開催概要 

5 ⽉ 23 ⽇ (火) - 25 ⽇(木)  Google Cloud Day '23 Tour in Tokyo(オンライン)

6 ⽉ 2 ⽇(金)  Google Cloud Day '23 Tour in Osaka(ハイブリッド)

6 ⽉ 22 ⽇(木)  Google Cloud Day '23 Tour in Nagoya(ハイブリッド)

6 ⽉ 30 ⽇(金)  Google Cloud Day '23 Tour in Fukuoka(ハイブリッド)


対象 : 開発者、ビジネスの意思決定者やリーダー

対象プロダクト : Google Cloud、Google Workspace


ハッシュタグ : #GoogleCloudDay   (右記のハッシュタグと組み合わせてお使いください #appdev  #da  #db  #ML  #infra  #GWS   #security)


お問い合わせ先 : 

Google Cloud Day '23 Tour 事務局  

gcd23-office@event-info.com




GDSC とは

Google Developer Student Clubs(GDSC)プログラムは、Google のテクノロジーに関心のある学生向けのコミュニティです。本プログラムでは、学生の皆さんが日々直面している身近なコミュニティ(部活・サークル・研究室)における問題を、テクノロジーの力で解決することを目指しています。

GDSC は、IT 業界に関心のあるすべての学生(18歳以上)なら参加可能です。 世界中の学生達や現役エンジニアとの交流に加え、限定イベントへの参加など、さまざまな活動やワークショップを通じて、学生の開発能力とリーダーシップ力の向上を支援します。

米国を始め、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア、アフリカ、インド、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ地域などなど、合わせて 111 カ国以上、1900 拠点から世界中の学生たちが活動しているグローバルなプログラムです。

GDSC プログラムが日本に展開されて早くも 3 年目となる今年は、さらに日本中で学生エンジニアが増えるよう、応援していきたいと考えています。

先輩 Lead 達に加え、Google 社員や現役エンジニアから学びながら、あなたのキャンパスでも GDSC サークルのリーダーとして活躍してみませんか?


このような方の参加をお待ちしています :

  • 世界を変えていく・社会的インパクトを作ることに情熱がある方
  • テクノロジーを使って、身近な人たちが直面している課題を解決したいと想う方
  • コンピュータ プログラミングやソフトウェア エンジニアリングに(ある程度)技術的な理解をお持ちの方



GDSC とは

Google Developer Student Clubs(GDSC)プログラムは、Google のテクノロジーに関心のある学生向けのコミュニティです。本プログラムでは、学生の皆さんが日々直面している身近なコミュニティ(部活・サークル・研究室)における問題を、テクノロジーの力で解決することを目指しています。

GDSC は、IT 業界に関心のあるすべての学生(18歳以上)なら参加可能です。 世界中の学生達や現役エンジニアとの交流に加え、限定イベントへの参加など、さまざまな活動やワークショップを通じて、学生の開発能力とリーダーシップ力の向上を支援します。

米国を始め、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア、アフリカ、インド、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ地域などなど、合わせて 111 カ国以上、1900 拠点から世界中の学生たちが活動しているグローバルなプログラムです。

GDSC プログラムが日本に展開されて早くも 3 年目となる今年は、さらに日本中で学生エンジニアが増えるよう、応援していきたいと考えています。

先輩 Lead 達に加え、Google 社員や現役エンジニアから学びながら、あなたのキャンパスでも GDSC サークルのリーダーとして活躍してみませんか?


このような方の参加をお待ちしています :

  • 世界を変えていく・社会的インパクトを作ることに情熱がある方
  • テクノロジーを使って、身近な人たちが直面している課題を解決したいと想う方
  • コンピュータ プログラミングやソフトウェア エンジニアリングに(ある程度)技術的な理解をお持ちの方
  • チームを引っ張ってみた経験・リーダーシップのある方

  • ※ 必須条件 : 卒業まで 2 学期(1 年)以上残っている現役高専・大学生・大学院生(休学中の学生含む)の方が応募可能なプログラムです。


GDSC を通してできること

  • Google のトレーニング コンテンツを使用して、デベロッパーとしてのスキルを高める
  • IT 領域に対して苦手意識を持っている人にも、開発の楽しさを教える
  • 自分の「作りたい」を実現するために、
    • チームメンバーを率いることができる、リーダーシップスキルを身につける
    • 「こんな技術系のコミュニティがあったらいいな」を形にする、コミュニティ構築スキルを学ぶ
    • 身近なコミュニティにおいての問題解決に向けたソリューション(アプリやサービス)のプロトタイプ・構築方法を学ぶ
    • Google 社員や現役エンジニア、エキスパートからのメンタリングを受ける
  • Google の一部イベントや会議への優先招待
  • 共通の趣味・IT 業界への関心を持つ世界中の学生と繋がる
  • Solution Challenge コンテストへの参加 : Google テクノロジーを使って、国連の 17 の持続可能な開発目標のどれかに対するソリューションを構築してみる🌍
    (Top 100 に採択されたチームには素敵な賞品や機会が盛りだくさん!)


現役 Lead からの一言

Lead を卒業後のご予定は?

ソフトウェア エンジニアとしてのキャリアを構築しながら、引き続き GDSC Tsuda に貢献する予定です。私は GDSC Tsuda で、エンジニアになろうとする主に初心者の女子学生へ向け、イベントを開催してきました。中でも印象的だったのは、エンジニア就活のための説明会を開いたときです。この説明会は、エンジニアとして就活をしたくても、学部が文系など技術的なバックグラウンドでないことが要因となり正確な情報が入りづらいという問題を、解決するものでした。こうした活動の中で私は、参加者やチャプターメンバーと sisterhood のようなつながりが築け、今後も学んだことをこのコミュニティに還元したいと思うようになりました。  
- Kurumi, GDSC Tsuda University Lead


Lead として一番印象的だったことは?

GDSC 早稲田大学の Lead として一番大事にしていたことは、バックグラウンドの異なる学生たち(技術系の学生とそうでない学生)のギャップを埋め、橋渡しをする、という点です。 
今年の活動の中で、最も印象的だったイベントは、さまざまなバックグラウンドやスキルレベルの学生たちを集め、国連の 17 の持続可能な開発目標(SDGs)の課題に対して、チームでソリューションを構築してみるハッカソンでした。 学生たちがチームで協力し、現実的な社会問題に対する解決策を提案する姿には、感銘を受けました。この経験は、学生たちにとっても、彼らが考えていたこれまでの自分の限界を超え、さらに押し広げることに役だったはずです。 
GDSC Lead を務めたことは、自分のキャンパスの学生たちの生活に良い影響を与える機会となり、私にとっても非常にやりがいのある経験となりました。 私たちの取り組みが、学生の皆さんが自分の能力に自信を持つ助けとなり、テクノロジーへの情熱を追求するきっかけの一つになれたことを願っています。 
- Advaith, GDSC Waseda University Lead

2023~2024 学年度のオンライン申請が開始しました

オンライン申請期間 : 2023 年 4 月 1 日(土)~ 6 月 15 日(木)

インタビュー : 2023 年 6 月 2 日(金)~ 7 月 28 日(金)

最終 GDSC Lead 発表 : 2023 年 7 月 31 日(月)

※各ステップの結果は、個別通知し、上記の日程は変更になる場合がございます。



詳しくはこちら