この記事は Ben Karl による Google Ads Developer Blog の記事 "Upcoming Change to the Enforcement of Temporary IDs with Product Partitions and Listing Groups" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

 2021 年 5 月より、新しく作成された Listing Group(Google Ads API のホテル広告ショッピング広告で使用)と Product Partition(AdWords API のショッピング広告で使用)のすべてのオブジェクトに、一時 ID が一意でなければならないという要件が適用されます。この変更は、すべてのバージョンの AdWords API と Google Ads API に影響します。

一時 ID は、すべての変更リクエスト全体で一意でなければなりません。オブジェクトが異なる Listing Group ツリーや Product Partition ツリーに存在する場合も同様です。

不要な問題を防ぐため、API ユーザーはアプリケーションをアップデートして、個々のリクエストに使用するすべての一時 ID を確実に一意にする必要があります。

以下に、リクエストで一意でない一時 ID を使い続けた場合に予想される動作を示します。

API と変更メソッド 現在の動作 新しい動作
Google Ads API の BatchJobService ユーザーは具体的でないエラーを受け取ります。つまり、問題が一時 ID に関連することがわからない可能性があります。 ユーザーには、MutateError.MUTATE_ERROR_TEMP_ID_ALREADY_EXISTS エラーを含む操作失敗が返されます。
AdWords API の BatchJobService ユーザーは具体的でないエラーを受け取ります。つまり、問題が一時 ID に関連することがわからない可能性があります。 ユーザーには、NewEntityCreationError.DUPLICATE_TEMP_IDS エラーを含む操作失敗が返されます。
Google Ads API の AdGroupCriterionService または GoogleAdsService.Mutate ユーザーはエラーを受け取りません。 ユーザーは MutateError.MUTATE_ERROR_TEMP_ID_ALREADY_EXISTS エラーを受け取ります。
AdWords API の AdGroupCriterionService ユーザーはエラーを受け取りません。 ユーザーは NewEntityCreationError.DUPLICATE_TEMP_IDS エラーを受け取ります。


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