Chrome 91(2021 年 5 月)より、すべてのプラットフォームで、SharedArrayBuffer や performance.measureUserAgentSpecificMemory() などの API にアクセスする際にクロスオリジン分離が必須になります。Android では Chrome 88 からこの制限が適用されていますが、この対応により、デスクトップにも同じ制限が適用されます。
SharedArrayBuffer
performance.measureUserAgentSpecificMemory()
今後もこれらの API を使用する場合は、ページで以下のヘッダーを送信し、確実にページがクロスオリジン分離されるようにしてください。
Cross-Origin-Embedder-Policy: require-corpCross-Origin-Opener-Policy: same-origin
なお、これをすると、Cross-Origin-Resource-Policy ヘッダーか CORS ヘッダー(Access-Control-Allow-* など)で明示的にリソースを許可しない限り、そのページでクロスオリジンのコンテンツを読み込めなくなりますので、ご注意ください。
Cross-Origin-Resource-Policy
Access-Control-Allow-*
対応手順の詳細やその他の考慮事項については、web.dev のクロスオリジン分離有効化ガイドをご覧ください。