この記事は Eric Bahna による Android Developers Blog の記事 "Expanding the reach of your Android Auto apps" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。


昨年 12 月、Google Play ストアで新しい Android Auto アプリをクローズド テストに公開できる機能を開放しました。続いて 2021 年 1 月 28 日より、Google Play ストアで、ナビゲーション、駐車場、充電スポットのアプリをオープン テストトラックに公開し、アプリのユーザーを増やせるようになりました。

オープンテストでは、アプリをダウンロードできるユーザー数に制限はなく、メールアドレスの一覧を管理する必要もありません。このオープンテストは、正式にアプリをリリースするまでの重要なマイルストーンです。アプリを実際の車ですべてのユーザーに使ってもらうことに一歩近づきますので、ぜひ Android for Cars App Library を使い、Play Console でオープン テストトラックを選択してアプリを公開してください。  

早期アクセス パートナーによるアプリの 1 つ、TomTom AmiGO


Android Auto アプリに関する今後の予定についてお知らせします。

現在、このライブラリを Android Jetpack に追加する作業を進めています。これにより、他の Jetpack API との整合性が向上し、新機能が見つけやすくなります。Jetpack ライブラリが利用できるようになると、既存のライブラリからのアプリ移行が簡単になり、名前空間を変更していくつかの API 呼び出しを調整するだけの作業で完了します。Jetpack でライブラリを安定させた後は、その新しいアプリを Google Play ストアの本番環境トラックに公開できるように準備を進めればよいのです。

Jetpack ライブラリを待たずとも、オープン テストトラックに公開することはできるようになっています。以下の手順で公開してみましょう。

  1. デベロッパー ガイドアプリ品質ガイドラインを参考に、アプリのエクスペリエンスを設計する。

  2. 今からユーザーのフィードバックを受けられるように、現在のベータ版ライブラリを使って開発する。

  3. Desktop Head Unit を使ってテストする。

  4. Google Play ストアに公開する(現在はオープン テストトラックまで)。


多くのデベロッパーの皆さんが開発した自動車向けアプリを、実車でテストすることを楽しみにしています。


Reviewed by Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC and Jake Hirakawa - Partner Development Manager, Android Auto