Google Play は、ユーザーから信頼されるより安全な環境となるよう日々努めています。その一環として、デベロッパーとユーザーの双方により快適な体験を提供するため、定期的にポリシーの見直しを行っています。本日は、
最新のポリシーの変更についてお知らせします。
今回のポリシー変更の目的は、 Google Play で配信されているアプリ・ゲームを利用する際に求められる個人情報をユーザーがさらに細かく制御できるようにするとともに、定期購入ポリシーをより厳格にし、詐欺の可能性のあるアプリやメディアが Google Play ストアで配信されないようにすることです。
多くのデベロッパーの皆さんが、現在起きている前例のない困難な状況に対応されていることと思います。私たちは、今回の変更により、デベロッパーの皆さんに作業が発生する場合があることを認識しており、この大変な時期を乗り切れるよう、変更などを極力控え、デベロッパーの皆さんにかかる短期的な負担を最低限にとどめるようにしています。詳しくは、
こちらのブログ投稿をご覧ください。ここでは、ポリシー変更のうち、影響の大きい 2 つの内容についてご説明します。
定期購入の透明化
Google Play の定期購入は現在多くのアプリやゲームで利用されています。しかし、定期購入した場合、どのようなサービスが提供されるのか明確ではない場合があるとユーザーからのフィードバックも寄せられています。今回のポリシー変更の目的は、ユーザーに定期購入の内容、プロモーション、無料試用、お試し価格に関する規約、キャンセルを含む定期購入の管理方法を理解してもらうことです。
こちらのブログ投稿で、今回の変更についてさらに詳しくご説明するとともに、ベスト プラクティスやよくある違反の例を紹介しています。定期購入ページの変更が必要なデベロッパーの皆さんは、6 月 16 日までに対応をお願いします。
不要な位置情報へのアクセス制限
アプリ・ゲームを利用する時に求められる位置情報データをもっとユーザー自身で制御できるようにしてほしい、また、誤った利用を防ぐためにあらゆる措置を講じるべきだという声が一貫して寄せられています。Android ユーザーは、これまでも位置情報データにアクセスしようとするアプリに対して常に明示的にアクセス許可を与える必要がありました。
Android 11 では、一時的に「ワンタイム」の許可を与えることができるようになり、さらにユーザー自身で制御できる範囲が強化されました。
2020 年 2 月に、バックグラウンドで位置情報にアクセスを要求するアプリのデベロッパーは、Google Play の承認を受ける必要があることをお知らせしました。この変更により、アプリの主な目的を実現するために位置情報にアクセスする必要があるアプリのみが、ユーザーにアクセス許可を要求できるようになります。
この新しいポリシーは現在すでに適用されています。位置情報にアクセスしているすべてのデベロッパーの皆さんは、最新のポリシーを必ずご確認ください。
このポリシーに準拠するために、デベロッパーの皆さんには十分な時間を必要としていることを承知しています。そこで、2 月の発表時にお知らせしていたポリシーの施行期限を延長します。バックグラウンドで位置情報にアクセスを要求する新規アプリは 2020 年 8 月まで、既存のアプリは 2020 年 11 月まで、Google Play では承認や審査、削除のアクションは行いません。
位置情報のベスト プラクティスを確認し、適切な情報開示を行っているかどうか、実際にバックグラウンドで位置情報が必要かどうか改めてご確認ください。詳しくは、
こちらのヘルプセンターの記事をご覧ください。
なお、手続きやスケジュールに変更が発生した場合は、その都度最新の情報をお知らせします。Google Play をより信頼性の高い、プライバシーを尊重するプラットフォームとなるようご理解とご協力をお願いします。
Reviewed by Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC