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11 にバージョン アップ: Android 11 最初のデベロッパー プレビュー
2020年3月6日金曜日
この記事は Dave Burke による Android Developers Blog の記事 "
Turning it up to 11: the first Developer Preview of Android 11
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
投稿者: エンジニアリング部門副社長、Dave Burke
Android は、5G や折りたたみ式ディスプレイ、コアに組み込まれた機械学習などの新技術によって、モバイルの未来の開拓に努めています。私たちのアプローチをより確かなものにしてくれるのは、早い段階で思慮深いフィードバックを提供してくれる強力なデベロッパー コミュニティです。世界中の数十億のユーザーが喜ぶアプリやゲームを動作させる堅牢なプラットフォームを提供できるのは、デベロッパー コミュニティの皆さんのおかげです。そして先月、Android 11 の最初のデベロッパー プレビューをリリースしました。昨年のフィードバックをいただくスケジュールを基に、今年のプレビューは今までになく早い段階で公開することができました。
Android 11 では、ユーザーが最新のイノベーションを活用できるようにしながらも、引き続きプライバシーとセキュリティを守ることを最優先にしています。アプリによる機密性の高いデータやファイルへのアクセスをユーザーが管理するために役立つ複数の新機能を追加するとともに、OS の柔軟な安定性とセキュリティを維持するためにプラットフォームの重要領域も強化しました。また、デベロッパーの皆さんのために、折りたたみ式端末や 5G 向けの機能強化、通話スクリーニング用の API、メディアやカメラの新機能、機械学習など、アプリで使えるたくさんの新機能を提供します。
今回はまだ最初のプレビューに過ぎません。例年どおり皆さんからフィードバックをいただき、今後数か月間にわたり、また Google I/O でも新機能やアップデートの共有を続ける予定です。今すぐ行うべき最も重要なことは、
Android 11 デベロッパー サイトにアクセス
し、Pixel 2、3、3a、4 の各端末向けの
システム イメージをダウンロード
することです。そして感想をお知らせください!
本日のリリースは、
デベロッパーのみを対象とした
アーリー ベースライン ビルドです。日常的な使用やユーザーの使用を想定したものではありません。そのため、
手動でのダウンロードとインストールの操作をした端末でのみ利用できます。
なお、プラットフォームが皆さんのニーズを満たすように進化するには、皆さんから早い段階でフィードバックを得ることが欠かせません。以降では、Android 11 の新機能の一端について説明します。詳しい
スケジュール
、
テスト方法
、
フィードバックの送信方法
については、デベロッパー サイトをご覧ください。
有用なイノベーション
5G エクスペリエンス
5G は、世界中のユーザーに一貫して高速で低遅延な通信を提供します。5G を使うと、4K 動画のストリーミングや高解像度ゲームアセットの読み込みなど、Wi-Fi アプリのエクスペリエンスをモバイル ユーザーにも提供できます。また、5G 専用の新しい体験を構築することもできます。Android 11 では、5G で改善されたスピードを活用できるように、
既存のネットワーク接続 API
をアップデートして拡張しています。
Dynamic meteredness API
- この API を使うと、
従量制の
接続かどうかを確認できます。従量制でない場合は、多くのデータを使って高い解像度や品質を優先します。この API を拡張し、携帯通信会社のネットワークを含めました。これにより、携帯通信会社の 5G ネットワークに接続している際に、実際に従量制でないデータが提供されているかどうかを判別できます。
Bandwidth estimator API
- 5G 用にこの API をアップデートし、
上りと下りの帯域幅
を簡単に確認できるようにしました。ネットワークにポーリングしたり、独自の見積りを計算したりする必要はありません。モデムのサポートが提供されていない場合は、現在の接続に基づいてデフォルトの見積りを行います。
5G は、自宅にとどまることなく、友人から家族、会社に至るまで、まわりの世界とシームレスなインタラクションを実現し、「移動中」の体験も拡張します。
新しい画面タイプ
端末メーカーは、新しくエキサイティングなフォーム ファクタや端末の画面を市場に投入し、イノベーションを起こし続けてています。私たちはプラットフォームによるサポートを拡張し、アプリを最適化できる API を提供しています。
ピンホール スクリーンとウォーターフォール スクリーン
- 既存の
ディスプレイ カットアウト API
を使って、アプリからピンホール スクリーンとウォーターフォール スクリーンを管理できるようになります。必要に応じて、
新しい API
を使ってアプリでエッジを含むウォーターフォール スクリーン全体を使えるようになります。また、
インセット
を使うと、エッジ近辺のインタラクションを管理することもできます。
人との会話
友人や同僚との会話は、多くの人が電話で行う操作の中でも、最も重要です。Android 11 では、デベロッパーがさらに深い会話体験を構築できるように変更を行っています。その一部は DP1 の早期バージョンで確認できます。
通知シェードの
専用会話セクション
- 継続的な会話は、即座にお気に入りのアプリに表示されます。
バブル
- バブル(ふきだし)を使うと、スマートフォンでマルチタスクを実行しながら会話を表示し続けることができます。Android 11 のメッセージ アプリやチャットアプリでこの機能を有効化するには、通知で
Bubbles API
を使う必要があります。
通知の応答にイメージを挿入
- アプリがイメージのコピーと貼り付けをサポートしている場合、ユーザーがインライン応答として直接通知にアセットを挿入できるようになります。これにより、アプリ自身と合わせて高度なコミュニケーションを実現できます。DP1 の一部として、Chrome でのイメージのコピーと、Gboard クリップボード経由でのイメージの貼り付けがサポートされます。
リアルタイム双方向コミュニケーション アプリは、共有/会話ショートカット API を使って、スマートフォン全体で優先させる
対象者
を設定する必要があります。また、
Bubble API
を使って端末で他の機能を使用中でも会話を継続できるようにする必要があります。
Neural Networks API 1.3
Neural Networks API(NNAPI)は、Android 端末で機械学習用の負荷の高い演算を実行できるように設計されています。Android 11 では、この演算を拡張し、デベロッパーによる制御を可能にします。今回のリリースでは、以下の一般的なユースケースを最適化するために、新しい演算と実行制御を追加しました。
Quality of Service API
は、モデル実行の優先度とタイムアウトをサポートします。
Memory Domain API
は、モデルを連続して実行する際のメモリのコピーと変換を減らします。
量子化のサポートを拡張
し、
符号付き整数の非対称量子化
を追加しました。浮動小数点数の代わりに符号付き整数を使うことで、モデルを小型化して推論を高速化します。
これらの新しい API の使用例は、
NDK サンプルコード
をご覧ください。
今後のプレビュー アップデートにもご期待ください。ハードウェア ベンダーや、TensorFlow などの人気の機械学習フレームワークと連携して、NNAPI 1.3 のサポートの最適化とロールアウトに取り組んでいます。
プライバシーとセキュリティ
プライバシー
プライバシーは常に Android の中核であり続けており、ユーザーの安全性を確保し、透明性とコントロールを向上させる方法を毎年追加しています。このような変更はユーザーにも好評です。たとえば Android 10 では、「アプリの使用中のみ許可」のアクセス許可オプションを追加し、ユーザーが位置情報を細かく設定してバックグラウンドでの位置情報へのアクセスを制限できるようになりました。このオプションが加わってから現在までに、約半数のユーザーがこれを選択しています。
Android 11 でも、ユーザーのプライバシーや新しいアクセス許可オプションに注力し、ストレージのスコープ化のアップデートなどを実施します。早速皆さんのアプリで以下の機能をお試しいただき、感想をお聞かせください。
ワンタイム アクセス許可
- 機密性の高いほとんどのデータ(位置情報に加え、端末のマイクやカメラ)を対象に、ユーザーがワンタイム アクセス許可による一時的なアクセス許可を与えることができるようになります。このアクセス許可は、アプリがデータにアクセスできるのはユーザーがアプリを離れるまでの間であることを意味します。次のアクセス時には、再度アクセス許可をリクエストしなければなりません。詳細は
こちら
をご覧ください。
Android 11 のワンタイム アクセス許可ダイアログ
ストレージのスコープ化
- 外部ストレージにあるアプリのデータとユーザーのデータの保護を強化し、さらにデベロッパーが簡単に移行できるように改善しています。このような有用なフィードバックを提供してくださった Android 開発者コミュニティの皆さんに感謝したいと思います。プラットフォームを改善するためのお手伝いをしていただき、ありがとうございました! 今回のプレビュー リリースには、メディアのロー ファイルパス アクセスのオプトイン、DocumentsUI のアップデート、MediaStore の一括編集オペレーションなど、いくつかの機能強化が含まれています。皆さんのフィードバックに基づき、こういった技術的変更の他にも、移行期間を十分に確保し、変更は Android 11 をターゲットにした場合のみアプリに適用されるようにいたします。
詳細はこちらをご覧ください
。また、今後のアップデートでの機能強化にもご期待ください。
ユーザーからは、これらのプラットフォームの変更だけでなく、以前のバージョンの Android の保護の強化や、アプリがデータを使用する方法についての透明性の向上といった要望が寄せられています。そこで、アプリが実際に必要なときのみ位置情報へのアクセス許可をリクエストするように Google Play のポリシーをアップデートいたします。
詳細情報
セキュリティ
私たちは、Android のバージョンごとにセキュリティの水準を引き上げることに集中的に取り組んでおり、月次セキュリティ アップデートが配信される端末を増やしたり、最新のプラットフォームに保護を加えたりしています。Android 11 では、Android の多階層の防御戦略をプラットフォームの他の領域にも拡張し、アプリ向けの新機能や新 API を追加しています。
バイオメトリック
- バイオメトリックのサポートを拡張し、幅広い端末のニーズに対応します。BiometricPrompt は、強、弱、端末認証情報という粒度の異なる 3 種類の
認証システム
をサポートするようになります。さらに、さまざまなアーキテクチャのアプリを簡単に統合したり、トランザクション UI を改善したりできるように、BiometricPrompt のフローとアプリの Activity ライフサイクルを分離しました。バイオメトリック認証を使うすべてのアプリは、BiometricPrompt API に移行する必要があります。この API は、以前のバージョンの Android と互換性を持たせるため、
AndroidX
でも利用できます。
プラットフォームの強化
- BoundSan、IntSan、CFI、Shadow-Call Stack など、セキュリティに不可欠なコンポーネントでコンパイラベースのサニタイザーの利用を拡大しています。また、Android 11 以降をターゲットにしたアプリで
ヒープポインタのタグ付け
を有効化し、本番環境のアプリがメモリの問題を検知しやすくしています。こういった強化と改善によって、コード内で頻度が高く再現性のあるアプリのクラッシュを見つけやすくなっている可能性があります。ぜひアプリをテストしてみてください。私たちは、
HWAsan
を使ってシステム内の多くのメモリエラーを発見し、修正してきました。皆さんのアプリでもそのような問題を見つけやすくするために、
HWAsan を有効にしたシステム イメージ
を提供します。
安全なストレージとデータ共有
-
BlobstoreManager
を通して、データ Blob を他のアプリと簡単かつ安全に共有できるようになっています。同じユーザー用の ML モデルを複数のアプリで共有するなどのユースケースでは、この Blob ストアの利用が理想的です。
ID 認証情報
- Android 11 では、セキュア ストレージや検証可能な ID ドキュメント(ISO 18013-5 準拠の Mobile Driving License など)取得のプラットフォームによるサポートが追加されています。この点については、近日中に改めて詳細をお伝えします!
アップデートと互換性
Google Play システム アップデート
Android 10 以降、エコシステム全体でセキュリティ、プライバシー、整合性を高めるための Google Play システム アップデートへの取り組み(Project Mainline)を進めています。端末メーカーとの綿密な連携のおかげで、この目的に向けた大きな進展があり、短時間で安全に幅広い端末をカバーできるようにインフラストラクチャが拡大されました。
Android 11 では、12 個のアップデート可能モジュールを追加し、モジュールは合計で 22 個となります。特に注目すべきモジュールとして、ユーザーやデベロッパーによる Android 端末の重要なプライバシー管理へのアクセスを標準化するアクセス許可モジュール、ストレージのスコープ化に関連するプライバシー強化に不可欠なメディア プロバイダ モジュール、パフォーマンスを最適化して端末間で一貫性のある API を保証する NNAPI(Neural Networks API)モジュールなどがあります。Google Play システム アップデートの詳細については、
Project Mainline のブログ投稿
をご覧ください。
アプリの互換性
新しいバージョンのプラットフォームをロールアウトするにあたって、アプリの互換性を優先し、アップデートを短時間でスムーズに行えるようにするための作業も行っています。Android 11 では、プラットフォームのアップデートによる影響を最低限にとどめるため、新しいプロセス、デベロッパー ツール、リリース マイルストーンを追加しました。
動作の変更による影響を最低限にとどめる
- Android に対する変更によって OS の利便性、安全性、パフォーマンスが向上しますが、変更の中にはデベロッパーのアプリに影響を与えるものもあります。Android 11 の開発では、アプリに影響する可能性のある動作の変更を最低限にとどめる努力を意識的に行ってきました。そのために、影響を細かく確認し、可能な場合はアプリの targetSdkVersion を「R」に設定することでオプトインできるようにしています。これにより、デベロッパーの制御性が増し、Android 11 でそのまま動作するアプリが増えることを期待しています。
テストとデバッグを簡単
に - 互換性のテストに役立ててもらうため、多くの互換性を伴わない変更を切り替え可能にしています。つまり、開発者向けオプションや adb から、個々の変更を強制的に有効化または無効化できるようになっています。この変更により、基本的なテストのために targetSdkVersion を変更したり、アプリを再コンパイルする必要はなくなりました。
詳細はこちらをご覧ください
。
開発者向けオプションのアプリの互換性切り替え
グレーリストのアップデート
-
制限される非 SDK インターフェース
の一覧をアップデートしました。いつものように、皆さんのフィードバックや
同等の公開API リクエスト
は大歓迎です。
ダイナミック リソース ローダー
- デベロッパーの皆さんから、非 SDK インターフェースからの移行の一部として、リソースやアセットを実行時に動的に読み込むパブリック API についての要望が寄せられています。そこで、Android 11 に
リソース ローダー フレームワーク
を追加しました。フィードバックをお寄せくださった皆さん、どうもありがとうございました!
新しい Platform Stability マイルストーン
- デベロッパーの皆さんからは、最終的な変更の日程が明らかにならないうちに早い時点でアプリの互換性の準備をするのは難しいという声も寄せられています。そこで Android 11 では、「Platform Stability」と呼ばれる新しいリリース マイルストーンを追加します。この段階には、6 月初旬に到達することを見込んでいます。このマイルストーンでは、SDK/NDK API が最終版になるだけでなく、アプリに影響する可能性がある内部 API とシステム動作も最終版となります。この新しいマイルストーンが、皆さんの最終的な開発やテストの計画立案に役立つことを期待しています。リリース スケジュールの詳細は
こちら
をご覧ください。
洗練度と品質の向上
ネットワーク接続
通話スクリーニング サービスの改善
- 通話スクリーニング アプリで、ユーザーをさらにサポートできるようになりました。アプリは、通話の詳細の一部として、通話の着信に対する STIR/SHAKEN
検証ステータス
を取得できます。また、システムが提供する
通話終了画面
をカスタマイズして、ユーザーが通話をスパムとマークしたり、連絡先に追加するなどのアクションを実行できるようにすることもできます。
Wi-Fi サジェスション API の機能強化
-
Wi-Fi サジェスション API
を拡張し、ネットワーク接続管理アプリによるネットワークの管理機能を大幅に強化しました。たとえば、ネットワークのサジェスチョンを削除することで強制的に切断する、Passpoint ネットワークを管理する、ネットワーク接続品質についての詳細情報を受け取る、その他の変更を管理するといった操作が可能になります。
Passpoint の機能強化
- Android で、Passpoint プロファイルの有効期限の強制と通知、プロファイルでの共通名指定のサポート、Passpoint R1 プロファイル用の自己署名プライベート CA の許可が可能になります。接続管理アプリは、
Wi-Fi サジェスション API
を利用して Passpoint ネットワークを管理できます。
イメージとカメラの改善
HEIF アニメーション ドローアブル
-
ImageDecoder API
を使うと、HEIF ファイルに格納されたイメージ シーケンス アニメーションのデコードとレンダリングを行うことができます。そのため、ネットワーク データや apk サイズへの影響を最低限にとどめつつ、高品質アセットを利用することができます。HEIF イメージ シーケンスを使うと、
アニメーション GIF に比べて
イメージ シーケンスのファイルサイズを大幅に削減できます。デベロッパーは、HEIF ソースを指定して
decodeDrawable
を呼び出すことで、アプリ内に HEIF イメージ シーケンスを表示できます。ソースにイメージのシーケンスが含まれている場合、
AnimatedImageDrawable
が返されます。
ネイティブ イメージ デコーダー
- 新しい
NDK API
を使うと、グラフィックや後処理用にネイティブ コードからイメージ(JPEG、PNG、WebP など)のデコードとエンコードを行うことができ、しかも外部ライブラリをバンドルする必要がなくなるため、APK サイズを小さく保つことができます。ネイティブ デコーダーには、継続的なプラットフォーム セキュリティ アップデートに Android の処理を活用できるというメリットもあります。使用例は、
NDK サンプルコード
をご覧ください。
カメラ キャプチャ時のミュート
- アプリで新しい API を使うと、セッションがアクティブな間、着信音、アラーム、通知によるバイブレーションをミュートすることができます。
ぼけモード
- サポート対象の端末のアプリでメタデータ タグを使うと、カメラ撮影 リクエストでぼけモードを有効にすることができます。静止画モードでは最高品質の撮影を実現し、連続モードでは動画撮影のように撮影がセンサー出力から遅れないようにすることができます。
低遅延
MediaCodec の低遅延動画デコード
--
Stadia
など、リアルタイムで動画ストリーミングを行うアプリやサービスには、低遅延動画が不可欠です。低遅延再生をサポートする動画コーデックは、デコードの開始後、できるだけ早くストリームの最初のフレームを返します。アプリで新しい API を使うと、特定のコーデックの低遅延再生について
確認
と
設定
を行えます。
HDMI 低遅延モード
- アプリで新しい API を使うと、外部ディスプレイまたは TV に対して自動低遅延モード(ゲームモードとも言われます)の確認とリクエストを行えます。このモードでは、遅延を最低限にとどめるため、ディスプレイや TV でグラフィックの後処理が無効になります。
Android 11 の利用を開始する
デベロッパー プレビューには、Android 11 の機能を試し、アプリをテストして
フィードバック
を提供するために必要なすべてのものが含まれています。利用を開始するには、
端末システム イメージ
をダウンロードし、Pixel 2 / 2 XL、Pixel 3 / 3 XL、Pixel 3a / 3a XL、Pixel 4 / 4 XL のいずれかの端末にインストールしてください。または、Android Studio から Android Emulator をセットアップすることも可能です。Android 11 システム イメージを実行する Android Emulator には、64 ビット x86 Android Emulator システム イメージで ARM 32 ビットおよび 64 ビット バイナリのアプリコードを直接実行する機能の試験運用版サポートが含まれています。さらに、幅広いテストを行うために、
GSI イメージ
も公開されています。
次に、Android 11 Preview SDK およびツールを使って Android Studio 環境をアップデートしましょう。この操作は Android Studio から実行できます。完全な手順については、
セットアップ ガイド
をご覧ください。最新の Android Studio の機能を活用するために、
Canary チャンネル
から最新版の Android Studio をインストールすることをお勧めします。
セットアップが完了すると、以下の作業を行えるようになります。
新機能や新 API を試す
- 早い段階のデベロッパー プレビューでは、皆さんからのフィードバックが不可欠です。変更を行う時間があるうちに新しい API についてのフィードバックをお寄せくださることを心からお待ちしています。新機能の詳細については、
API の概要
、
API リファレンス
、
差分レポート
をご覧ください。
フィードバックやリクエスト
はお早めにお送りください!
現在のアプリの互換性をテストする
- ここでの目的は、アプリが Android 11 のデフォルトの動作の変更による影響を受けるかどうかを確認することです。現在公開しているアプリをそのまま端末やエミュレータにインストールし、アプリのすべてのフローをテストします。問題を見つけた場合は、できる限り早くアプリをアップデートすることをお勧めします。
変更をオプトインしてアプリをテストする
- 以前のリリースと同じように、Android 11 では、動作の変更点はターゲットに新しいプラットフォームを指定した場合のみアプリに影響するようになっており、それをオプトインすることができます。変更点を早めに把握し、評価することが非常に重要です。簡単に影響を評価するには、
個々の変更点のオン、オフを切り替え
ます。テストを行ったら、それぞれの変更がアプリでどのように動作したかを
お知らせください
。
詳細については、
Android 11 デベロッパー サイト
をご覧ください。今回のリリースの新機能の概要、動作の変更点に関する詳細、セットアップおよび移行ガイド、リリースノート、フィードバック チャンネルなどが掲載されています。
プレビューのアップデート
プレビュー システム イメージと SDK は、Android 11 のリリース サイクル期間中、定期的にアップデートされる予定です。このプレビューの第 1 弾リリースは、デベロッパーのみを対象としています。日常的な使用やユーザーの使用を想定したものではありません。そのため、手動でのダウンロードとインストールの操作をした端末でのみ利用できます。
ダウンロードはこちらから
行うことができます。
手順はこちら
をご覧ください。
今後最終版に近づいてきた際には、一般のユーザーの皆さまも招待してテストしていただく予定です。その際には、Android ベータ版への登録もオープンしますので、ご期待ください。なお、現在のところ、Android ベータ版への登録は、Android 11 にまだ対応していない点に注意してください。
フィードバックをお待ちしています!
いつものように、皆さんのフィードバックは重要です。
お気づきの点はぜひお知らせください
。早めにお知らせいただければより多くのフィードバックを反映できます。スケジュールの関係上、これから数週間の間に受け取ったフィードバックを優先いたします。問題を見つけた場合は、
こちらから報告
をお願いします。
Reviewed by
Yuichi Araki - Developer Relations Team
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