ユーザーの皆さんから、クライアント ライブラリを正しく設定して OAuth2 認証情報をプロビジョニングするのは難しいという声が寄せられています。そこで本日、
Google Ads API Doctor を導入します。これは、クライアント ライブラリ環境を分析する新しいツールで、以下のことを行ってくれます。
- OAuth2 認証情報が正しく設定され、API 呼び出しを行う準備が整っているかを検証します。
- OAuth2 の問題を検出した場合は、その修正方法について案内し、修正された設定を検証します。
このツールの初期バージョンは、OAuth2 の設定に関する問題の分析と修正に役立ちます。たとえば、ありがちな以下のような問題に対処します。
- 無効なリフレッシュ トークン: プログラムがこれを検知すると、有効なトークンを取得し、構成ファイルをバックアップしてアクティブな構成ファイルに新しい値を書き込む手順について案内します。
- パーミッションの拒否: OAuth エラーには、ユーザー パーミッションの拒否とパーミッションの拒否のように、似通ったものがあります。プログラムは、前者は無効なリフレッシュ トークンによって、後者は Google API Console で Google Ads API が無効になっていることによって起きていることを認識します。
サポートチームに出力を送りたい場合は、PII フラグを付けて実行すると、個人を特定できる情報(PII)を隠蔽して画面出力をコピーします。さらに詳しい情報を収集したい場合は、verbose フラグを指定して、返される低レベル JSON を確認します。
このプロジェクトは、Google の
オープンソース活動によってオープンソースとしてリリースします。皆さんの貢献をお待ちしています。プロジェクトへの貢献方法の詳細については、
Google のオープンソースへの貢献に関するページをご覧ください。いつものように、フィードバックは
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Bob Hancock & Poki Chui(Google Ads API チーム)