が完全にサポートされ、ブラウザで大規模なデータセットを簡単に扱えるようになります。IDB 2.0 には、新たなスキーマ管理、一括操作関連のメソッド、エラー ハンドリングの標準化などの特徴があります。
サイトのデータベース構造はパフォーマンスに大きな影響を与えるとともに、一度作成すると変更は難しいものです。今回より、アップデートを簡単にするために、リファクタリング後に
データは、
getKey() および
openKeyCursor() メソッドで簡単に取得できます。1 つのデータベース キーのみが必要になる場合でも、パフォーマンスが向上します。新しく追加されたカーソル操作メソッド
continuePrimaryKey() を使うと、トランザクションやページ読み込みをまたぐ大きなデータアクセスを簡単に分割できます。主キーの重複を心配する必要はありません。
getAll() および
getAllKeys() メソッドを使うと、カーソルを使わずにデータセット全体をまとめて回収できます。
iframe ナビゲーションの改善
自動的にページのリダイレクトを行う広告などは、セキュリティ問題の原因となる可能性があります。ユーザーはこういったサードパーティ コンテンツを不快に思うかもしれません。このような動作を防ぐため、サードパーティ コンテンツを
iframe サンドボックスに配置できるようになっています。しかし、このタイプのコンテンツをクリックした際に、トップレベルのページ ナビゲーションが必要になる場合もあります。通常の広告もこれにあたります。
この問題に対処するため、Chrome 58 では新しい
iframe サンドボックス キーワード
allow-top-navigation-by-user-activation がサポートされています。このキーワードを使うと、
iframe サンドボックスでユーザー インタラクションをトリガーとしてトップレベルのページ ナビゲーションを行えるようになります。自動リダイレクトは引き続きブロックされます。
迫力満点のフルスクリーン PWA
Android のホーム画面から
プログレッシブ ウェブアプリ(Progressive Web Apps = PWA)を開くと、スタンドアロン アプリ風に
アドレスバーが隠れた状態で起動します。これは、ユーザー エクスペリエンスの向上と、コンテンツで利用できる画面スペースの増加につながります。しかし、さらに迫力あるゲームや動画プレイヤーなどのリッチ コンテンツを提供したい場合、
システムバーなどのモバイル UI 要素も邪魔になる可能性があります。
今回より、
ウェブアプリ マニフェストに
display: fullscreen を設定すると、ホーム画面からサイトが起動する際にアプリ以外の UI が表示されなくなります。これによって、PWA で迫力あるコンテンツを提供できるようになります。