タスクが完了したときほどの満足感は、そう得られるものではありません。しかし、仕事ではそううまく片付かないこともあります。短い 1 日の中に、見込み客のフォローアップ、サポート チケットの記録、請求書の送付など、たくさんのやるべきことが詰め込まれています。こういった作業をサポートする優れたアプリはありますが、依然としてメールがタスク管理の「集中司令所」になっているため、ほとんどのユーザーは各作業と受信トレイを行き来しています。
本日(*原文公開当時)、この問題を解決するために、Gmail アドオンの Developer Preview が導入されました。これは、G Suite ユーザーがどの端末でも Gmail から 1 タップで直接アプリの機能にアクセスできるようにする新たな方法です。
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Gmail アドオンなら、一度統合機能を作成すればどこにでもデプロイできます。 |
ユーザーの時間を節約する
アドオンは状況に応じて Gmail から呼び出され、アプリやサービスの機能を提供します。アドオンは強力なフレームワーク上に構築されており、デベロッパーはメールの内容に基づいたワークフローを簡単に呼び出すことができます。たとえば、見込み客からメールを受け取った Gmail ユーザーがその連絡先を CRM ソリューションに追加したい場合を考えてみましょう。Gmail アドオンを使うと、ユーザーは Gmail を離れることなく連絡先に関する必要な情報を入力し、CRM システムのアカウントを検索できます。この作業を行うために、タブで移動してコピーや貼り付けを行ったり、さまざまなモバイルアプリを使い分ける必要はなくなります。
一度書けば、どこでも実行
Gmail アドオンでは、デベロッパーが統合機能を一度作成すればウェブ、Android、iOS の Gmail ですぐにネイティブ実行できます。一度インストールすれば、ユーザーのすべての端末でアドオンが Gmail に表示されます。そのため、ウェブやモバイル用に別々の統合機能を書くという無駄な時間がなくなり、ユーザーが一番必要としているときに、アプリのもっとも強力な機能を直接提供することに集中できるようになります。Gmail アドオンは、新しくデザインされた「カード」システムを使った Apps Script で作成されています。これを使うと、さまざまな UI コンポーネントを簡単に組み合わせることができるので、デベロッパーは Gmail にネイティブで組み込まれているような快適なユーザー エクスペリエンスを提供できます。また、最初からクロスプラットフォームに対応した統合機能になっているので、チームの時間を節約できます。
今すぐ Developer Preview に申し込めば可能になること
Gmail ユーザーは、今年中に G Suite マーケット プレイスからアドオンをインストールできるようになる予定ですが、だからといって我々がパートナーとのアドオン開発をやめたわけではありません。
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Gmail ユーザーはタスクの種類にかかわらず、そのジョブに最適なアドオンを簡単に見つけることができます。Gmail から直接シームレスに ProsperWorks や Intuit を利用する様子をご覧ください。 |
- Intuit QuickBooks: Intuit アドオンを使うと、Gmail ユーザーである QuickBooks の小規模ビジネス顧客は、Gmail の中だけで請求書の作成や送信、ステータスの確認を行うことができます。
- ProsperWorks: ProsperWorks アドオンを使うと、Gmail ユーザーは簡単にメールスレッド上の連絡先情報と CRM に格納されている情報を突き合わせることができます。
- Salesforce: Salesforce アドオンを使うと、Gmail ユーザーは Gmail アプリ内で既存の契約の検索や新しい契約の追加を行うことができます。また、メールスレッドを既存の 1 つまたは複数の Salesforce 上の案件と関連づけることもできます。
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Salesforce アドオンを使うと、Gmail から簡単に背景情報を取り込んで案件と結びつけることができます。 |
Developer Preview は、本日よりお申し込みいただけます。デベロッパーの皆さんは、ぜひ
お申し込みください。アーリー デベロッパー アクセスの招待状は、近日中に送信される予定です。
Posted by
Eiji Kitamura - Developer Relations Team