GDG Organizers Summit で出会った人たち、そしてそこで知った Optimize My life の言葉は自分の中の働く理由を変え、自分の能力を活かしてお金にする手段としての仕事から、自分のやりたいことを達成するために仕事をするように気持ちが変わりました。それまでのサラリーマンとして言われた仕事をやる立場を脱してフリーランスとして独立し、仕様策定や企画まで含めて仕事にすることができるようになりました。
Q: あなたが開発者になりたいと思ったきっかけは何ですか?
子どもの頃から物づくりが好きでしたが、電子部品などは高くて購入することができませんでした。プログラミングなら中古のコンピューター1台で心ゆくまで開発することができたからです。
津田 恭平 さん(GDG 石巻オーガナイザー)
Q: GDG のオーガナイザーをしているのはなぜですか?
世界への扉を共有したいからです。GDG の活動を通じることにより、海外の方とのコミュニケーションや新しい技術の情報を得る機会が多くなりました。そういった機会を多くの方(とくに東北地方の方に)に共有したいと思っています。
Q: 意味や影響が大きかったとご自身が感じる、GDG にまつわる体験談を共有してください。
Android の勉強会をしたときのことです。せっかくなので勉強した内容をプログラミングに関する知識を記録・共有するサービス(
Qiita)に投稿しようということになりました。2 名の学生が投稿したところ、いくつかの Like(Stock)が付きました。自分が書いた内容が他の誰かに役にたっていると知り、彼らはとても喜んでいました。GDG 石巻として、彼らが将来良い開発者になれるよう願っています。
Q: Google が果たした役割とはどのようなものでしょうか?
東日本大震災の津波で家を被災した当時、私は大学生でした。多くの家屋が崩壊するのを目の当たりにし、「物はいつか壊れるかもしれない、しかし頭の中にあるものはずっと残り続ける」と感じました。それから勉学に勤しみ、いつのまにかプログラミングを始めていました。
そして、当時流行りはじめていたスマホアプリの開発に興味を持ち始めました。学部は文系だったため、本を買って独学で行おうと考えていましたが、友人の紹介で知った
東北 TECH 道場に参加することになりました。これは、Google が主催(現在は後援)する初心者向けのイベントで、現役で活躍しているエンジニアからレクチャーを受けながら 3 か月をかけて Android 開発を行うというものでした。この東北 TECH 道場の参加をきっかけに Java や Android のアプリ開発を学び、その後、多くのハッカソンに参加して、仕事を請けるまでになりました。そして昨年に GDG 石巻を立ち上げ、2016 年の春に個人事業主として起業しました。
現在は、エンジニアとしてスマホアプリの受注のほか、自社サービスとして釣りアプリの開発をしています。私がエンジニアとして活動ができているのは、東北 TECH 道場のお陰だと思っています。
GDG 石巻には他にも、東北 TECH 道場のために石巻を訪れたことがきっかけで石巻へ移住したメンバーや、TECH 道場や GDG のイベントが「技術を使って好きな生き方ができる」と実感できる大切な場所となり、そこから技術者になろうと決断した、といったように人生に影響を与えられたメンバーがいます。
藏野 文子さん(GDG 京都オーガナイザー)
Q: GDG のオーガナイザーをしているのはなぜですか?
京都やその近郊の人達が楽しんで集える場を作ることや、世界の GDG のオーガナイザーと知り合えたり協働できることが楽しいからです。
Q: 意味や影響が大きかったとご自身が感じる、GDG にまつわる体験談を共有してください。
2013 年に
GDG DevFest W を開催した際に、同じ開催日であるロシアの
GDG Omsk とハングアウトで接続して、コミュニケーションを取ったことがあります。それがきっかけで、ロシアの DevFest へのスピーカーのお誘いが日本の GDG 宛にきたり、GDG Omsk を通じてロシアの開発者の方が作った Chrome Extention の日本語化対応のお手伝いを GDG 京都で行うなどのやり取りがありました。GDG 京都は、他にも海外の GDG との交流があり、
DevFest や
Women Techmakers などのイベントに海外の GDG オーガナイザーが講演者として協力してくれたこともありました。面識がなくても、京都に旅行で訪れた際に GDG オーガナイザーが声をかけてくれ交流する機会もあります。グローバルなコミュニティならではの体験だと思っています。
Q: あなたが開発者になりたいと思ったきっかけは何ですか?
私は開発者かどうかは怪しいですが、少なくとも技術コミュニィでアプリ開発を学ぶきっかけや、その師となる方があったからです。私の場合は、Flex User Group 大阪 (2007年) の参加がそのきっかけです。
石丸 健太郎さん(GDG 信州オーガナイザー)
Q: GDG のオーガナイザーをしているのはなぜですか?
2012 年に GDG 信州を立ち上げましたが、そのきっかけとなったエピソードがあります。都心では多くの勉強会が日々行われていますが、地方ではそう言った機会が少なく、いざ申し込もうと思ってもすぐに満席となり、あえなく断念なんてことも。そんな折、Hangout を使った中継で繋ぐことで
Google I/O 報告会を行う機会があり、地方でも勉強会を開催できたことがコミュニティの始まりでした。
Q: 意味や影響が大きかったとご自身が感じる、GDG にまつわる体験談を共有してください。
今年で設立 5 年が過ぎイベント数も 30 を超え、ここ数年はプログラミングコンテストにコミュニティとして参加しています。いつか決勝戦まで残れる作品を輩出するのが目標です。また、GDG 信州の特徴と言えるのですが、勉強会のたびに自作を含めたガジェットが多く集められ品評会状態になります。それが高じて、一昨年末の
Google HackFair に 2 作品も呼んでいただくことができました。こうしてコミュニティが一体となって活動できていることに価値があると思ってます。
齊藤 真那 さん(GDG 石巻 メンバー)
Q: 開発者になりたいと思ったきっかけは何ですか?
自分の好きなスマホアプリやゲームを自分で開発してみたかったから。
Q: GDG にまつわる体験談を共有してください。
東北 TECH 道場に参加していなければ、自分でアプリを開発しようとは思わなかったと感じています。アプリ開発から発展してウェブ開発にも挑戦しているので、プログラミングに触れる機会を与えてくれたことに感謝しています。
パソナテック 夏谷さん(GDG 神戸メンバー)
Q: 開発者になりたいと思ったきっかけは何ですか?
Deep Learningを使って従来の画像処理を置き換え、その技術を用いて地方の活性化を雇用を生み出したいと思ったから。
Q: GDG にまつわる体験談を共有してください。
Google 社員の佐藤さんによる
Tensorflow の紹介がとても興味深く、自分自身が使ってみるきっかけになりました。
Q: Google が果たした役割は何でしょうか?
Google の Machine Learning への取り組みが自分たちの指標となり、弊社での大規模イベント「
なにわテック」を開催するきっかけとなりました。
Google は今後も、コミュニティの皆さんとともに、デベロッパーに役立つ場を提供していきたいと考えています。GDG に興味のある方は、お近くの GDG のイベントに参加してみてください。
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Posted by
Takuo Suzuki - Developer Relations Team