Telegram Messenger のクロス プラットフォーム サポート
本日(*原文公開当時)、Android Wear 2.0 の 5 回目にして最終となるデベロッパー プレビューをリリースします。このリリースには、iOS サポートが追加されているほか、多くのバグの修正や機能拡張が含まれています。このプレビューを使ってアプリをコンパイルすると、Google Play ストアに提出する準備は完了です。ついに
アプリを公開するときがやってきました。2 月上旬に予定されている Android Wear 2.0 の最終リリースが近づいてきました。デベロッパー プレビュー プログラムで継続的にフィードバックを寄せてくださった皆さんに感謝いたします。皆さんからのフィードバックは、バグを見つけたり製品について重要な意思決定を下すために役立っています。ありがとうございました!
iOS のサポート
2015 年以降、Android Wear ウォッチと iPhone のペア設定が可能になっています。そして今回より、iPhone とペア設定した時計にもアプリを配布できるようになります。これは、ウォッチアプリのマニフェストに
standalone=true フラグを設定するだけで実現できます。この設定によって、ウォッチアプリに Android スマートフォン アプリが不要であることが Play ストアに認識され、iPhone とペア設定された時計の
Play ストアにウォッチアプリが表示されるようになります。
こちらの手順を実行するだけで、時計を iPhone とペア設定してテストできます。
プラットフォームで電池の節約とネットワークの帯域幅とのバランスが調整されるため、スタンドアロン アプリが利用できるネットワークの帯域幅は予想以上に少ない場合があります。iPhone とペア設定された時計から Wi-Fi およびセルラー ネットワークにアクセスする場合など、ネットワーク アクセスの詳細については、こちらの
ガイドラインをご確認ください。
また、デベロッパー プレビューのリリースと合わせて、iOS 端末とペア設定された時計で実行されている Android Wear アプリからスマートフォン ハンドオフ フローを実行できるようになります。たとえば、
OAuth やペア設定された iOS 端末でウェブページを起動する
RemoteIntent などを利用できます。
Google Play ストアへのアプリのアップロード
最終デベロッパー プレビューには、ウェアラブル サポート ライブラリのアップデートが含まれています。API レベル 25 およびこのサポート ライブラリでコンパイルしたアプリは、Google Play ストアへのデプロイの準備ができていると見なされます。今回のデベロッパー プレビューのリリースでは、プレビュー ウォッチ イメージやエミュレータのアップデートはない点に注意してください。
その他の機能拡張とバグの修正
- ナビゲーション ドロワー: フラグを反転させると、アイコンのみの単一ページ アクション ドロワーを切り替えることができます。これにより、高速で効率的なナビゲーションでアプリ内のさまざまなビューを開くことができます。
- NFC HCE サポート: NFC ホストカード エミュレーション
FEATURE_NFC_HOST_CARD_EMULATION
がサポートされました。
- ProGuard および Complication API: 新しい ProGuard 設定によって、コンプリケーション データコンテナ クラスは難読化されなくなります。この修正により、コンプリケーション データ プロバイダによって提供されるウォッチフェイスがデータにアクセスしようとする際に ClassNotFoundException が起きなくなります。
リリースへのカウントダウン
すばらしいフィードバックを送ってくださったデベロッパーの皆さん、ありがとうございます。最新のビルドとドキュメントは、
g.co/wearpreview をご覧ください。2 月上旬に Android Wear 2.0 がユーザー向けに公開される前に、ぜひ
アプリを公開してください。私たちは、ユーザーへの公開、さらにその先に向けて作業を進めています。引き続き
Android Wear デベロッパー コミュニティでの
バグの送信やコメントの投稿をお願いいたします。Android Wear 2.0 アプリを見る日が待ち遠しくてたまりません!