この記事は Chris Jones、AdMob ソーシャル チームによる Inside AdMob の記事 "The Native Way: 4 Ways to Make UX a Priority with Native Ads" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 

AdMob を使って優れたアプリを作成するためには、ユーザー エクスペリエンス(UX)が重要になります。一貫性のあるパターンや、新鮮でシンプルかつ洗練されて考え抜かれたデザインは、ユーザーを満足させ、広告のエンゲージメント率も高まります。ネイティブ広告は、ユーザーの UX の期待を満たす次のステップです。ネイティブ広告は従来の広告よりもスムーズで、アプリのコンテンツにも自然にフィットするため、ユーザー エクスペリエンスを向上させることができます。まさに現在のスマート ビジネスと言えるでしょう。

ここでは、アプリと広告の両方で UX 第一を実現するための 4 つの方法を紹介します。

1. 一貫性

予測可能であることは、ときにすばらしいことです。アプリが一貫性のある UX パターンに従っていれば、ユーザーはアプリのナビゲーションではなく、コンテンツや価値に集中できるようになります。新しい要素でユーザーを驚かせるのはやめましょう。たとえば、ニュースアプリでは、記事を閉じ、ヘッドラインのフィードに移動するための操作を左スワイプに統一するなどの形で、一貫したユーザーフローを提供します。また、決まったフォントサイズ、色、ボタン、画面サイズなど一貫性のあるデザイン要素を使用します。

広告のエクスペリエンスに関してもこれと同じことが言えます。確かな UX パターンが使われていれば、ユーザーを引き付ける広告をユーザーが予期する場所に置き、ひと目で広告であるとわかるようにすることができます。先ほどのニュースアプリの例を取れば、同じ左スワイプ機能で広告を消すようにすることもできます。これは、広告のスタイルにも当てはまります。たとえば、見出しに 14px の Lato フォントを太字のダークグレーで使っている場合、広告のヘッドラインにも同じフォントを使います。その結果、重要なテキストが書かれているということが、ユーザーに伝わります。



2. わかりやすさ

煩雑なサイトを見たいと思う人はいないでしょう。シンプルなアプリは、ユーザーにあらゆるオプションを試させて、時間を無駄にするようなことはしません。ユーザーは何が本当に必要かを意識しなくても使うことができます。画面をすっきりさせたり、短いキャッチコピーを書いたり、デザインを見やすくしたり、余白を多くしてワンタッチで操作できるボタンを作ったりすると、アプリをシンプルにすることができます。同じように、すっきりして美しく、ワンタッチで操作できる広告にすると、ユーザーを理解していることが伝わり、ユーザーの信頼を得ることができます。

3. トリックなし

はっきり言ってしまうと、ネイティブ広告も広告です。広告コンポーネントをゆがめたり、覆ったりするのはやめましょう(これ以上てっとり早くユーザーを不快にさせる方法はありません)。Google は、アプリ広告のエコシステムとの信頼を築き上げることを重視しています。たとえば、意図しないクリック(すばやいクリックや端のクリックなど)が発生しないよう、ネイティブ広告フォーマットの保護を拡張しています。これは、指を滑らせたユーザーが、広告主に実際以上の価値をもたらすことがないようにするためです。

4. 考え抜かれたデザイン

ユーザーに気を配っていることを伝えるために、アプリの細かい点まで考慮することが重要です。具体的には、精細なイメージ、選りすぐりのフォント、細かく調整された余白、短い読み込み時間がこれに当たります。ネイティブ広告のデザインに対しても同じレベルの細かい気配りや仕上げを行うことが重要です。シンプルかつ直感的で優れたデザインのネイティブ広告によって、貴重なユーザーベースに感謝を伝えることができます。



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Posted by Rikako Katayama - AdMob Team