People API を公開しました
2016年2月29日月曜日
[この記事はデベロッパー アドボケート、Laurence Moroney による Google Developers Blog の記事 "Announcing the People API" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
People API を公開しました。ユーザーの同意を得た上でこの API を使うと、連絡先のデータを取得することができます。以前であれば、デベロッパーはユーザー プロファイルを取得するために Google+ API、連絡先を取得するために Contacts API というように、複数回の呼び出しを実行する必要がありました。このたび発表する People API は、最新のプロトコルとテクノロジーを使用しており、GData プロトコルを使用していた Contacts API に取って代わるものです。
たとえば、ユーザーがプライベートの連絡先リストに何人かの情報を格納していた場合、この API を呼び出すことによって、(ユーザーが同意した場合)リンクされているすべてのプロファイルがマージされた連絡先のリストを取得することができます。ユーザーが関連するスコープを承認すると、その結果が
API は HTTP および JSON を使用しているので、標準的な HTTP クライアントであれば、どのようなものでもリクエストの送信や応答の解析が可能です。ただし、アプリケーションは API へのアクセス権限を得なければならないので、サービスへのアクセスに必要な認証情報を取得するために、Google デベロッパー コンソールにプロジェクトを作成しなければなりません。実行しなければならないステップについては、 ここを参照してください。Google API やデベロッパー コンソールにまだ慣れていない場合は、まずこのビデオシリーズを見て知識を深めておけば、すぐに追いつけます。
接続して認証を受けると、以下のように(Java 向けの Google API クライアント ライブラリを使って)ユーザーの連絡先を取得することができます。
必要なスコープが承認されている場合、連絡先のリストには、すべてのユーザーの社会的なつながりに関する詳細情報が含まれます。そのユーザーが連絡先スコープしか承認しなかった場合は、連絡先情報のみが返されます。
Person の各アイテムは resource_name と関連付けられているので、次の簡単な呼び出しを行うだけでその人物に関する追加データにアクセスできます。
この API 呼び出しの詳細については、ここを参照してください。
新しい People API を使用すると、複数のソースおよび API からデータをマージして 1 つのデータソースに統合することができます。さらに、ユーザーが許可した場合は、自宅の住所や電話番号、プライベート メールアドレス、誕生日など、以前には取得できなかったデータにもアクセスできます。
こうした機能やデータが新たに利用可能になり、既存のデータにも簡単にアクセスできるようになったことによって、次世代のクールなウェブやモバイル アプリを作り出そうという皆さんの意欲はかきたてられることでしょう。その結果、皆さんのアプリのユーザーや、そのユーザーが影響を及ぼす人々に喜んでいただけることを願っています。People API の詳細については、ここから公式ドキュメントを参照してください。
Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team
People API を公開しました。ユーザーの同意を得た上でこの API を使うと、連絡先のデータを取得することができます。以前であれば、デベロッパーはユーザー プロファイルを取得するために Google+ API、連絡先を取得するために Contacts API というように、複数回の呼び出しを実行する必要がありました。このたび発表する People API は、最新のプロトコルとテクノロジーを使用しており、GData プロトコルを使用していた Contacts API に取って代わるものです。
たとえば、ユーザーがプライベートの連絡先リストに何人かの情報を格納していた場合、この API を呼び出すことによって、(ユーザーが同意した場合)リンクされているすべてのプロファイルがマージされた連絡先のリストを取得することができます。ユーザーが関連するスコープを承認すると、その結果が
people.connections.list
オブジェクトとして返されます。リストに含まれている各人のオブジェクトには、resourceName プロパティが含まれます。このプロパティは people.get
を呼び出して、その人物に対する追加のデータを取得するために使用できます。API は HTTP および JSON を使用しているので、標準的な HTTP クライアントであれば、どのようなものでもリクエストの送信や応答の解析が可能です。ただし、アプリケーションは API へのアクセス権限を得なければならないので、サービスへのアクセスに必要な認証情報を取得するために、Google デベロッパー コンソールにプロジェクトを作成しなければなりません。実行しなければならないステップについては、 ここを参照してください。Google API やデベロッパー コンソールにまだ慣れていない場合は、まずこのビデオシリーズを見て知識を深めておけば、すぐに追いつけます。
接続して認証を受けると、以下のように(Java 向けの Google API クライアント ライブラリを使って)ユーザーの連絡先を取得することができます。
ListConnectionsResponse response =
peopleService.people().connections().list("people/me").execute();
List<Person> connections = response.getConnections();
people.connections.list
メソッドの詳細を記述したドキュメントは、ここから参照できます。必要なスコープが承認されている場合、連絡先のリストには、すべてのユーザーの社会的なつながりに関する詳細情報が含まれます。そのユーザーが連絡先スコープしか承認しなかった場合は、連絡先情報のみが返されます。
Person の各アイテムは resource_name と関連付けられているので、次の簡単な呼び出しを行うだけでその人物に関する追加データにアクセスできます。
Person person = peopleService.people().get("resourceName").execute();
この API 呼び出しの詳細については、ここを参照してください。
新しい People API を使用すると、複数のソースおよび API からデータをマージして 1 つのデータソースに統合することができます。さらに、ユーザーが許可した場合は、自宅の住所や電話番号、プライベート メールアドレス、誕生日など、以前には取得できなかったデータにもアクセスできます。
こうした機能やデータが新たに利用可能になり、既存のデータにも簡単にアクセスできるようになったことによって、次世代のクールなウェブやモバイル アプリを作り出そうという皆さんの意欲はかきたてられることでしょう。その結果、皆さんのアプリのユーザーや、そのユーザーが影響を及ぼす人々に喜んでいただけることを願っています。People API の詳細については、ここから公式ドキュメントを参照してください。
Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team