[この記事は Marcelo Camelo, Software Engineer による Geo Developers Blog の記事 "Changes and quality improvements in Google Places API Search" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。 ]

Google Places API の検索結果に対して maps.google.com 上の情報をもっと正確に反映してほしいと思っていた方は多いことでしょう。そこで、このたび、Google Places API と Google マップの検索機能を統合しました。これによって、Google マップと Google Places API の検索結果の整合性が高まり、API の検索品質も向上します。

今回の変更では、Google Places API Web Service および JavaScript ライブラリの検索対象となるプレイスのタイプを限定する機能にも仕様変更が加えられました。2016 年 2 月 16 日に、これまでタイプ限定パラメータであった types は、新たに、type という検索パラメータに置き換わります。これによる影響が生じるのは、周辺検索テキスト検索レーダー検索のリクエストに types パラメータを指定している場合です。

この新たな検索機能はタイプ限定検索と似ていますが、指定できるタイプはリクエスト 1 件ごとに 1 つのみとなります。

2017 年 2 月 16 日までは、types パラメータに複数のタイプを指定(例: types=hospital|pharmacy|doctor)した場合でも有効な検索結果が得られますが、2017 年 2 月 17日から、複数のタイプ指定がされた検索リクエストはサポートされなくなります。今後は単一のタイプのみを指定していただくことを推奨します。

type による検索の利用はごく簡単です。テキスト検索リクエストの例を以下に示します。
https://maps.googleapis.com/maps/api/place/textsearch/json
?type=airport
&location=-33.87,151.21
&radius=5000
&key=<YOUR_API_KEY>

さらに、サポートされるタイプのリストにも一部変更が加えられました。2017 年 2 月 16 日から、プレイス検索 establishment(施設)、food(食料品店)、health(健康)、general_contractor(建設会社)、finance(金融業)、place_of_worship(礼拝所)の各タイプを指定することができなくなります。ただし、これは検索で指定することができなくなるという意味であり、これらのタイプのプレイスが検索結果に表示されなくなったり、詳細情報が取得できなくなるわけではありません。

Posted by 丸山 智康 (Tomoyasu Maruyama) - Google Maps Solution Architect, Google Maps API for Work