Google Play 開発者サービス 5.0
2014年7月22日火曜日
Posted by 荒木佑一 Developer Relations Team
Google は、このたび Google Play 開発者サービス 5.0 を全世界でロールアウトしました。新バージョンはみなさんのアプリを強化するための機能が満載です。本リリースは Android ウェアラブルサービスAPI、Dynamic Security Provider と App Indexing の新機能を導入するとともに、Google Play ゲーム サービス、Google Cast、Google ドライブ、Google ウォレット、Google アナリティクス、そして Google Mobile Ads にアップデートが加えられております。
Saved Games は、Saved Games Snapshot API の使用により、ゲームの進捗状況をクラウドに保存して複数のデバイスで同じゲームを楽しめます。ゲームの進捗以外にもカバー画像、詳細説明、プレイ時間も保存できます。Google に進捗が保存されていれば、プレイヤーはゲームを最初からやりなおさずに済み、カバー画像と説明を加えることで前回プレイした状況がわかります。カバー画像と説明の追加はプレイヤーにゲーム進捗状況を伝える新たな機能であり、Google Play ゲーム アプリを通じて再エンゲージメントを向上します。
複合取引に対応したことにより、ユーザーは Google ウォレット残高を使って Instant Buy 取引の支払いを行えます。ユーザーのウォレット残高が不足している場合、支払金額はウォレット残高と Google ウォレットに登録されているクレジットカード/デビットカードで分割されます。
以上が新しい Google Play 開発者サービスの概要です。Google Play 開発者サービス SDK のアップデート版は、Android SDK マネージャーからダウンロード可能です。API についての詳細は、Google Play 開発者サービス 5.0 の新機能をご確認ください。
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Google は、このたび Google Play 開発者サービス 5.0 を全世界でロールアウトしました。新バージョンはみなさんのアプリを強化するための機能が満載です。本リリースは Android ウェアラブルサービスAPI、Dynamic Security Provider と App Indexing の新機能を導入するとともに、Google Play ゲーム サービス、Google Cast、Google ドライブ、Google ウォレット、Google アナリティクス、そして Google Mobile Ads にアップデートが加えられております。
Android ウェアラブル サービス
Google Play 開発者サービス 5.0 には、Android ウェアラブル デバイス上で動作しているアプリとの通信をより効果的に実行できる API セットが用意されています。この API はデータを自動的に同期し永続的に保存するほか、低遅延のメッセージング インターフェースによって、データの同期やコントロールメッセージのやりとり、アセットの移動が容易に行えます。Dynamic Security Provider
アプリが Dynamic Security Provider を容易にインストールできる API を提供いたします。Dynamic Security Provider には、プラットフォーム既存のセキュア ネットワーキング API に対する代替物が含まれ、セキュリティ パッチを迅速に配信するために頻繁にアップデートすることができます。現在のバージョンには OpenSSL で最近特定された問題の修正が含まれます。Google Play ゲーム サービス
Quests は、プレイヤーに時間ベースの目標達成型イベントを提供するための API セットです。ゲームのアップデートを行わずにイベントの報酬を与えることが可能になります。これを行うには、たとえばプレイヤーがステージをクリアしたり、エイリアンを倒したり、レアな黒羊を救出したりするたびにゲーム活動データを Quests サービスに送信します。こうすることで Quests サービスにゲーム内の状況を把握させることができ、開発者はそのゲーム内活動を元に新規 Quests を作成できます。Quests を定期的に実行することで無限にプレイヤー体験を生み出すことができるようになり、高い再エンゲージメントとユーザー維持率を確保できます。Saved Games は、Saved Games Snapshot API の使用により、ゲームの進捗状況をクラウドに保存して複数のデバイスで同じゲームを楽しめます。ゲームの進捗以外にもカバー画像、詳細説明、プレイ時間も保存できます。Google に進捗が保存されていれば、プレイヤーはゲームを最初からやりなおさずに済み、カバー画像と説明を加えることで前回プレイした状況がわかります。カバー画像と説明の追加はプレイヤーにゲーム進捗状況を伝える新たな機能であり、Google Play ゲーム アプリを通じて再エンゲージメントを向上します。
App Indexing API
App Indexing APIは、ユーザー エンゲージメントを高めるため、ネイティブのモバイル アプリのディープリンクを Google に通知する方法を提供します。App Indexing API を活用することで、Google 検索アプリがサジェスト検索でユーザーにアプリの履歴を提供できるようになり、これによりアプリの内部ページへのアクセスが今まで以上に速く快適になります。Google も、App Indexing API で報告されたディープリンクをアプリ コンテンツのインデックスに使用し、Google の検索結果にディープリンクとして表示します。Google Cast
Google Cast SDK に、Chromecast の字幕サポートを新たに含むメディア トラックを導入しました。ドライブ
Google ドライブの API は、クエリ結果のソート、オフラインでのフォルダ作成、デフォルトでファイル ピッカーでのMIME タイプによる選択も可能になりました。ウォレット
Google のウォレット オブジェクトは物理的オブジェクト(ロイヤルティ カードやクーポン等)をあなたのウォレットから取得してクラウドに保存します。本リリースでは、こういったクーポンを支援するために、「ウォレットに保存」ボタンが追加されました。ユーザーが「ウォレットに保存」をクリックすると、クーポンが保存されて、ユーザーの Google ウォレット アプリに表示されるようになります。地域を絞ったストア内通知が、購入場所でデジタル カードを見せてスキャンするように促し、換金率の向上につながります。加えて、ユーザーもクーポンやロイヤルティ カードを持ち歩く煩わしさから解放されます。複合取引に対応したことにより、ユーザーは Google ウォレット残高を使って Instant Buy 取引の支払いを行えます。ユーザーのウォレット残高が不足している場合、支払金額はウォレット残高と Google ウォレットに登録されているクレジットカード/デビットカードで分割されます。
アナリティクス
拡張 e コマースに、顧客活動を全面的に可視化し、製品インプレッション、クリック数、製品詳細の閲覧数、ショッピング カートへの製品追加、チェックアウト プロセスの開始、内部プロモーション、決済、返金等を測定する機能が追加されました。これらの情報をもとに、ユーザーが購入プロセスをどのように、どこまで辿っているのか、そしてどこで離脱しているのか、深く理解することができるようになります。拡張 e コマースでは、内部プロモーション、クーポン、アフィリエイト マーケティング プログラム等のマーケティング/マーチャンダイジング活動の効果も分析できます。Mobile Ads
Google Mobile Ads はアプリから収益を得る優れたツールです。今回のアップデートによって、アプリ内課金広告が強化されました。具体的には、Google Play アプリ内課金サービスを通した消費財購入のためのデフォルトの実装を追加しました。以上が新しい Google Play 開発者サービスの概要です。Google Play 開発者サービス SDK のアップデート版は、Android SDK マネージャーからダウンロード可能です。API についての詳細は、Google Play 開発者サービス 5.0 の新機能をご確認ください。
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