Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Google Play team の Eva-Lotta Lamm、Riccardo Govoni と Ellie Powers が Android Developers Blog に投稿した「New Google Play Developer Console Available to Everyone」という記事を元に作成しています。詳しくは元記事をご覧ください。]  

新しい Google Play デベロッパー コンソールは、Google が将来的に予定している刺激的な機能を開発する礎を築くべく、アプリの制作と配布まわりに重点をおいて開発されました。新バージョンは、既に今年の Google I/O でデモが実施されています (動画)。その後は、何万人もの開発者の皆さんにテストを行なって頂き、頂いたフィードバックを元に調整を重ねてきました。 

そしてこのたび、新しい Google Play デベロッパー コンソールをすべての開発者の皆さんに公開できることを、たいへん嬉しく思います。デベロッパー コンソールの核は、世界中の何億人もの Android ユーザーにあなたのアプリを提示し、その後のアプリの状況をトラッキングすることにあります。効率的な配布フロー、新しい言語オプション、ユーザー評価の新しい統計方法が、ユーザーが喜ぶ素晴らしい Android アプリを開発するための、さらなる手助けとなることを願っています。

よりスマートに、速く、 わかりやすく 

長い時間向き合うことになるデベロッパー コンソールですから、インターフェースを大幅に見直しました。見た目にも明るく華やかなインターフェースは、ナビゲーションと検索によって探しものをすばやく解決。また、アプリの数が多くても、スピーディーな読み込みが可能です。 


スピード重視のデザイン:毎日使うアプリのデータとビジネスの情報をすばやく探し出します。他のスクリーンショットはこちら

期間ごとのユーザー評価をトラッキングし、改善策を見出す 

最も重要な変更点のひとつは、期間ごとのアプリの成績をトラッキングすることができるようになることです。これによって、洗練された、ユーザーに望まれるアプリを次々と開発し続けることができるようになるでしょう。新バージョンからは、新たな統計方法を使ったユーザー評価を見られるようになります。時期による変化を表すグラフは、全期間の平均ユーザー評価と、特定の日に付与された新規のユーザー評価の双方が表示できます。さらに、他の統計と同じように、データはデバイス、国、言語、キャリア、Android のバージョン、アプリのバージョンによって分類できます。たとえば、アプリをタブレット向けに最適化した後は、広く普及しているタブレットからの評価を確認することができるようになります。 


ユーザー評価を示す新しいグラフ:時期や国をまたいでのユーザー評価が追えるようになります。他のスクリーンショット

改善された配布フロー 

デベロッパーの皆さんがすばらしいアプリを開発することに時間を注げるよう、アプリの配布プロセスを根本から合理的に作り直しました。情報が全て揃っていなくても、APK ファイルまたはアプリ名さえあれば保存ができるようになりました。また、アプリの旧バージョンと新バージョンの違いが見られるようになりましたので、ユーザーに新バージョンを公表する前に、意図していない変更点があれば見つけやすくなりました。

自動翻訳を活用した、リスト登録できる言語の追加 

アプリの配布フローも新しくなり、49 言語のアプリリストに登録することが可能になりました。新しいデベロッパー コンソールでは、アプリを少しでも変更した場合、保存するだけでウェブ上の (近日中には端末上でも) あなたのリストは自動的に翻訳され、ユーザーから見られるようになります。

新しいバージョンを使うには

デベロッパー コンソールのヘッダーにある「新しいデザインを試す」をクリックするか、新しいバージョンを直接開いてください。今後は新しいバージョンをお使いになるつもりなら、新しい URL を忘れずにブックマーク登録してください。 

開発がすべて終わっているわけではない点にご留意ください。新しい Google Play デベロッパー コンソールには、複数 APK サポート、APK 拡張ファイル、Google からのお知らせがまだ実装されていません。これらの機能を使うときには、ヘッダーにある「以前のデザインに戻す」をクリックして、いつでも旧バージョンに戻ることができます。 

ヘッダーにある「ご意見、ご感想」をクリックして、皆様のご意見をお聞かせください。その声を元に、皆様にとってさらにGoogle Play デベロッパーが使いやすくなるよう改善を続けていきます。 これまでの、そしてこれからのご協力に、あらためて感謝申し上げます。