アプリケーション作成時の Datastore オプション選択
Datastore の設定は一度選択すると変更することができませんので、本日より前に作成したすべてのアプリケーションは Master/Slave Datastore を使用しています。既存のアプリケーションを High Replication Datastore へ移行するために、我々はいくつかのツールを用意しています。ひとつ目は、アプリケーション間でデータを安全にコピーするために、管理コンソールでの設定によりアプリケーションを
読み込み専用モードにすることができる機能です。次に、データを 1 つのアプリケーションから別のアプリケーションへとコピーするために、Python SDK と一緒に使用することができるデータ移行ツールを提供します。Python と Java 版のアプリケーションに対して、このツールを使用する方法は
こちらに記載があります。
課金について言及しておきますと、データのコピーの量が大きく増えますので、High Replication Datastore では料金体系が変わります。我々はまだ価格設定を最終決定しておりませんが、このオプションは一部のアプリケーションに対しては良い意味で大きな変化をもたらすと考えていますので、一刻もはやくみなさまのもとにお届けしたいと思いました。ですので、2011 年 7 月 の終わりまでの間は、Master/Slave Datastore に比べて 3 倍という導入時価格設定でこのオプションを提供します。7 月以降は、この機能の価格設定は変更予定です。正式な価格設定が決まり次第みなさんにお知らせしますが、もし価格を変更する際でも、みなさんは我々の
Terms of Service で保護されますのでご安心ください。コストが高くなりますので、我々がまず High Replication Datastore をおすすめするのは、App Engine でミッションクリティカルなアプリケーションを作り、そのアプリケーションのために考えうる限り最高の可用性を求める開発者の方々です。
これまで 2 年以上 App Engine 上でアプリケーションを開発していただき、ありがとうございます。新年のリリースで High Replication Datastore を紹介できてとても嬉しく思います。2011 年もたくさん新機能をリリースする予定ですので、楽しみにしていてくださいね。