Android
プラットフォームの新しいバージョン「Android 2.3(Gingerbread)」のリリースが、
Android Developers サイトでアナウンスされました。また、この Android 2.3 をいち早く搭載したデバイス「Nexus S」もアメリカでお披露目となりました。
Android 2.3(Gingerbread)では、デベロッパーのみなさんが、よりクールなアプリケーションを作る上で手助けとなる新技術や API が数多く提供されています。また、これにあわせて、SDK/NDK のアップデート版もリリースされました。
まずは、Android 2.3 で強化された点を簡単に紹介しましょう。ゲームアプリケーションを開発する方には、アプリケーションの応答性を改善するために、新しいコンカレントガベージコレクターが追加され、プラットフォーム全体のイベント処理の改善が行われました。また、ネイティブアクセスにも大きく変更が加わり、アプリケーションから入力やセンサーイベント、EGL/Open GL ES、OpenSL ES等にアクセスすることができます。さらに、モーション処理向けには、ジャイロスコープなど新しいセンサータイプがサポートされました。
マルチメディア関連では、新しいビデオフォーマットへの対応や、リバーブやイコライザーといった音声効果への対応も実現されています。さらには、前面カメラ、SIP/VOIP、NFC(Near Field Communications)への対応など、コミュニケーション機能も充実しています。
この Android 2.3 リリースにあわせ、SDK ツール(r8)、NDK、Eclipse の ADT プラグイン(8.0.0)もアップデートされています。デバッグパッケージの作成が容易となり、ProGuard のサポート、階層ビューアの改良、UI ビルダーのプレビュー版などが主な特長です。
Android 2.3 や、SDK ツール、NDK、ADT について、さらに詳しい情報を知りたい方は、 Android 2.3 Platform Highlights (英語) 、そして以下のビデオもあわせてご覧ください。