今後、ChromeOS が Android スタックの大部分をベースとしたものになり、Google AI、イノベーション、機能をいち早くユーザーにお届けできるようになります。
私たちは、過去 13 年間にわたって ChromeOS を進化させ、安全かつ高速でさまざまな機能を持つ Chromebook エクスペリエンスを、世界中の何百万人もの生徒や教師、家族、ゲーマー、企業に提供してきました。最近では、Google AI と Gemini を使った新機能も発表され、Chromebook は日常のタスクを支援するツールを多くの人々に届けています。
今後も新しい Google AI 機能をたくさんのユーザーにすばやく展開できるように、ChromeOS の基盤の一部として、Android Linux カーネルや Android フレームワークなど、Android スタックの一部を採用いたします。この 2 つには、すでに充実したコラボレーションの歴史があります。すなわち、ChromeOS で Android アプリが利用できるようになっており、Bluetooth スタックの統合は ChromeOS 122 の時点で始まっています。
Android ベースの技術スタックを ChromeOS に導入することで、ChromeOS の中核である AI イノベーションのペースを上げ、エンジニアリング作業を簡略化し、スマートフォンやアクセサリなどのさまざまなデバイスと Chromebook との連携を強化できます。同時に、ChromeOS ユーザーや企業、学校に愛される比類のないセキュリティ、一貫したルック アンド フィール、幅広い管理機能を今後も提供し続けます。
このような技術スタックの改善は始まっていますが、一般消費者向けに準備が整うのは少し先になります。その際には、シームレスに更新版のエクスペリエンスに移行します。楽しみなことに、それまでの間も ChromeOS は進歩し続けます。定期的なソフトウェア アップデートや新しいイノベーションに変更はありません。
Chromebook は、世界中の何百万人ものお客様、ユーザー、デベロッパー、パートナーにすばらしい体験を提供し続けます。ChromeOS の未来をこれほど楽しみに思ったことはありません。
Reviewed by
Eiji Kitamura - Developer Relations Team